器、盛り付け、プレゼンテーションなど、会席料理を立体的に楽しむことができます。オール個室仕様、横浜ベイシェラトンの日本料理。 : Nihon Ryouri Kono Hana

平日の夜に友人と予約をして伺いました。場所は、横浜ベイシェラトン ホテル＆タワーズ8階。
各線横浜駅から直結の地下1階からエレベーターで上がります。
個室+ホール形状の客席を、洋と和のオール個室（他に天ぷらと鉄板焼きカウンター）に昨年改装しました。

今日は、屋上庭園を見渡せる部屋に案内いただきました。
もちろん、庭園の見える側（部屋の手前側）が上座で背にする側（部屋の奥側）が下座。今日はホストなので奥側の席に着きます。
内容は、水無月の会席21,900円と、飲み物は銘々好きなものを（ヱビス生ビール1,800円、麦焼酎兼八1,700円、シーバスリーガル18年2,150円（ソーダ400円）をそれぞれ数杯）。

・前菜
［煮鮑と青板昆布、金山寺味噌、白海老、鰻印籠有馬煮、揚げ玉蜀黍］
茅の輪くぐりを模した、季節を感じさせる器で提供。
柔らかく炊かれた鮑と、ふっくらした鰻が印象的。

・椀盛り
［鱧葛打ちと冬瓜煮］
初夏からが旬の鱧と冬瓜。
実は鱧は苦手な素材。でも今日の素材は肉厚で骨切り素晴らしく文句なしです。

・造里
［季節の御造里 あしらい］
ほっき貝、アオリイカ、鰈だったかな。
鰈は平目より好きな魚だが（お造りでも）、今日のは旨みと歯応え抜群。
酒を煮切って味付けして、じゅん菜をあしらった汁（正しいか？）でいただきました。
ほっき貝とアオリイカは、ぽん酢か醤油にて。

・合肴
［水無月の胡麻豆腐］
口直しですね。さっぱりしていますが、出汁で炊かれたであろう小豆煮がアクセントになり面白い。

・焼物
［若鮎塩焼き 蓼酢 じゃが芋煮 ］
これは小さめの七輪でのプレゼンテーション。
苦みなく頭からガブリ。蓼酢でいただきました。

・煮物
［巻き海老と加茂茄子共味噌煮］
このラストはアリですね。
巻き海老と加茂茄子の素材の良さに加え、海老出汁が贅沢な味噌煮は軽くなく〆に相応しい。

・食事（土鍋にて）
［じゃこと万願寺唐芥子御飯 香の物 赤出汁］
少し重たくなった口の中を、じゃこと唐芥子でさっぱり。香の物は塩み程々で贅沢に盛られています。

・水菓子
［季節の水菓子］
甘〜いマンゴーです。
羊羹には杏系の酒（アマレット？）を振り掛け杏仁豆腐風に。

個室の日本料理店として、ホテルの贅沢さを堪能できます。
誰からも喜ばれると思いますが、接待や記念日であれば間違いないでしょう。
ご馳走さまでした。

令和四年元旦は、横浜ベイシェラトン ホテル＆タワーズ8階、日本料理木の花の特製おせち48,600円。数量限定です。今日は、親族が集まり昼時から新年顔合わせ。そのテーブルの中心を飾りました。
杉の柾目が素晴らしい白木のお重を開けると、そこは箱庭のように盛り付けられた日本料理の数々。料理人が厨房で丁寧に仕事をしたことが窺えます。
黒豆は別包装のパックにて。

想像以上に素晴らしかった。
品目と主素材の産地は以下のとおり。
国産中心は当然として、最良の産地から素材を集めたことが分かります。
親族の中には高齢者も居て食べられないものがあります。お重の裏側には成分表示が貼ってあり、これは助かりました。別添されていると、見やすくて良かったかと。

御口取り
　鮟肝粕漬けと奈良漬け笹巻き［鮟肝:島根県産］
　田作り［鰯:国産］
　叩き牛蒡胡麻和え［牛蒡:国産］
　数の子浸し［数の子:北海道産］
　海老黄味寿司［海老:鹿児島県産］
　煮鮑 金山寺味噌［アワビ:国産］
　身巻きからすみ［ボラの子:兵庫県産］
　伊勢海老海胆味噌和え［伊勢海老:三重県産］
　餅海鼠このわたあえ（竹筒にて）［このわた:岡山県産］
　つくばね［つくばね:国産］
　はじかみ［はじかみ生姜:国産］
　鶴長芋［長芋:国産］
　絹さや［絹さや:国産］
　菜種芥子漬け［菜の花:京都府産］
　黒豆煮［黒大豆:兵庫県産］
　栗渋川煮［栗:岐阜県産］
　羽二重柚子［柚子:国産］
　胡桃かすてら［クルミ:アメリカ産］
　手毬麩（柚子味噌入り）［手毬麩:国産］

寿の物
　蟹かぶら巻き［蟹:カナダ産］
　梅干し人参［人参:京都府産］
　千代呂義［ちょろぎ:中国産］
　小肌酢〆［小肌:熊本県産］
　菊かぶら［カブ:京都府産］

御煮物
　海老芋煮［海老芋:京都府産］
　穴子竜眼煮［穴子:長崎県産］
　牛フィレ肉昆布巻き煮［牛フィレ肉:北海道産］
　蛸柔らか煮［タコ:東京都産］
　慈姑煮［慈姑:埼玉県産］
　梅人参煮［人参:京都府産］

御家喜物
　甘鯛酒塩焼き［甘鯛:長崎県産］
　鰆味噌幽庵焼き［鰆:国産］　

ご馳走さまでした。