劇場型カウンターでいただくWA-ART FUSION『NUAGE ET VENT』 : Virtue

昨年11月、麻布十番に劇場型とでも言うのでしょうか。大人が楽しめる、素敵なレストランがオープンしました。
店名は『NUAGE ET VENT（ニュアージュ エ ヴァン）』。「雲」と「風」という意味です。
和食をベースに、中華やフレンチなどを融合したアートフュージョン「WA-ART FUSION」なお料理と共に
包まれるような空間がここにいることがが楽しめるお店です。

CHEFの山下浩幸氏　Hiro Yamaは、「銀座レカン」、マンダリンオリエンタルホテル東京の「シグネチャー」など
国内フランス料理の名店に勤務。エリック・ジーボルト氏に師事し5年半研鑽を積んで帰国。
レストラン「T3」のシェフを経て「NUAGE ET VENT」に就任された。

営業は18：30～21：00のディナーのみ。金曜日のみ2部制で、
第一部　17：30～20：00第二部　20：30～23：00となっています。料金は30,800円です。

スタートは、カーテンを開けるとステージのようになった厨房と山下シェフが現れます。
テーブルも綺麗にスポットがあたり、その魅力を発揮します。
時折使っている厳選食材を披露したりと、演出の仕方も心得ているという感じです。
山下シェフは「T3」時代にもたくさんの魅せる料理を作ってくれましたが、そ
んな魅せるというテクニックが活きより大人にスタイルで様々な演出をされているように思いました。

しかも、中華や和食とという新たなジャンルのお料理を取り入れ、なんとスペシャリテは気仙沼のぐつぐつ焼きフカヒレ。
中華とは・・・とびっくりしましたが、焼きフカヒレって結構難しいのですが、昆布出汁を使うなど、
『NUAGE ET VENT』のお料理として輝きを放っていました。中華料理は他にも北京ダックなど。

フランス料理の野菜のテリーヌに土佐酢のジュレを合わせたり、
すき焼きをトリュフをかけたトマトのムースと合わせたりと、楽しい演出もいっぱい。
高農園の野菜を使ったピクルスはお土産に持ち帰りたい美味しさです。しかもこれがおかわり自由というから嬉しいですね。
巨大な伊勢海老や小川の雲丹、とろけるような飛騨牛など、極上の食材を使っていると当然極上のお料理になりますね。

今や料理はボーダレスですが、こちらはミックスという感じもありますね。
とはいえ、変に熟成や発酵をこねくり回したり、飛びすぎの食材を合わせることで、
味よりも面白さを重視しているものもありますが、そこは山下シェフの真面目で優しさしいところがお料理に反映され、
また和食がベースにあるので結構安心して食べられる美味しさでした。

用途としては、確実に大人のデートにぴったり。この日も奥様のお誕生日のお祝いで大人のご夫妻がいらしていました。
イノベーティブだからと構えたり、斜に構えたりすることなく、楽しい時間を過ごしたい方におすすめです。

詳しくは、ブログをご覧ください⇨
https://ameblo.jp/sakura-beautiful/entry-12748404082.html