世界一有名なラーメン店で戴く絶品醤油Soba。 : Japanizu soba noodles rutsuta

本日の昼は満を持して、世界一有名なラーメン店との呼び声が高いこちらの店を初訪問。

ラーメンで世界初のミシュランの星を獲得した時は、整理券がプラチナチケットと化していて、なかなか足が向きませんでした。

ただ、最近では一時の過熱的な人気も落ち着いて来たとの噂を聞いたので、今回漸く重い腰を上げて訪れてみる事にしました。

13時頃に到着すると、週末の昼とあって既に30人近い先客が入店待ちの状況で、しかも待ち客の殆どが外国人の旅行者です！！

待つ事40分ほどで店員さんから食券の購入を促され、一旦店内で「黒トリュフチャーシュー味玉醤油Soba」の食券を購入し、再び列に戻ります。

そして、並び始めてから1時間20分ほどで漸く店内に案内され、カウンター席に着くと僅か1分ほどでラーメンが到着です。

澄んだ醤油スープに平打ちのストレート細麺、その上にはチャーシュー、味玉、青ネギ、穂先メンマが乗っていて、更にトリュフがのスライスが大量に乗っています！

先ずはスープを飲んでみると、幾多の旨味が複雑に折り重なった奥深い味わいが舌にジワリと伝わります。

出汁は鶏が主体の動物系と、魚介節やアサリ、昆布等による魚介系だと思いますが、僅かに鶏とアサリの風味が目立つものの、実にバランス良く調和が取れた味わいです。

一方、醤油の味は実に穏やかで、出汁の旨味を絶妙に底上げしていますが、出汁の旨味も決して強過ぎる事なく、淡麗ながらも旨味が染み渡る上品なスープに仕上がっています。

更にスープの上にはトリュフの風味が効いた香味油が浮いていて、スープにコクのある味わいと鮮烈で爽快感のある風味を与えています。

そして、チャーシューの上にはキノコ風味のバターと生クリームのソース、トリュフ風味のバルサミコソース、そして固めに仕上げたイチジクのジャムが添えられています。

何れのソースも味が強く、淡麗なスープに溶かすのが憚られましたが、レンゲの中でスープに溶かして飲んでみると、意外にもスープの味が劇的に変わる事はありません。

次に麺を食べてみると、加水率が高めの麺がほど良い硬さに茹でられていて、麺のコシと滑らかな喉越し、小麦粉の風味が全てバランス良く感じられる仕上がりです。

そして、チャーシューを食べてみると、豚ロースの焼豚と殆どが脂身の豚バラ肉ですが、どちらのチャーシューも脂身の旨味が濃密ながらも驚くほどスッキリとした味わいです。

食べ終えた感想ですが、スープ、麺、チャーシューの全てが想像以上にハイレベルで、特に麺に関しては唯一無二の素晴らしい味わいでした。

ただ、基本の味が素晴らしい分、トリュフやソースの存在感はさほど感じられず、寧ろ些か邪魔にすら感じました。

何れにしても、週末であっても一時間少々並べば食べれる事が分かったので、次回訪れる機会があれば、もう少しオーソドックスなメニューを食べてみたいと思います。

ご馳走さまでした。