店名 |
Wakamatsuya
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类型 | 旅馆、日本料理 |
预约・查询 |
023-694-9525 |
预约可/不可 |
仅限预订 |
地址 |
山形県山形市蔵王温泉951-1 |
交通方式 |
山形駅から、蔵王温泉行きバスで40分。蔵王温泉駅から徒歩3分。 |
营业时间 | |
预算(评价总数) |
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付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master、JCB、AMEX) |
座位数 |
( 27室(和室26、和洋室1)) |
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个人包厢 |
可能的 |
禁烟・吸烟 |
抽烟与禁烟分区 自2020年4月1日起,有关被动吸烟对策的法律(修订后的《健康促进法》)已生效,因此请在访问前与餐厅联系,并且可能与最新信息有所不同 |
停车场 |
可能的 |
空间、设备 |
平静的空间 |
酒水 |
有日本清酒,有烧酒,有葡萄酒 |
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此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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关于儿童 |
接待儿童
可 |
服装规定 |
なし |
网站 | |
备注 |
宴会場(90畳)あり |
[山形市]
2014/3/22(土)
山形・蔵王温泉の宿。
名古屋から来た両親と、3人旅で訪れた。
JR山形駅から路線バスで40分。
(路線バスは1時間ごとに発車し、交通の便は比較的良い方だ)
蔵王に近付けば、道路の両側の木々は真っ白に染まり、
すでに樹氷の季節を通り過ぎたとはいえ、まだここに春は訪れていないと見て取れる。
蔵王温泉バスターミナルにて下車。
温泉街からスキー場へは徒歩圏で、スキーやボードを持った観光客の姿も多い。
温泉街から脇道へ、きつめの坂を登る。
傍らを流れる小川からは、盛んに湯気が立ち上る。
町中へ溢れ出す温泉。蔵王の湯量が豊富なことの表れである。
登るほどに、硫黄の香りは濃くなってゆく。
ひときわ目立つ大型の建物が、わかまつやだ。
歌人・斎藤茂吉に愛された宿ということだが、
近年建て替えをしたようで、新しく清潔感あふれる旅館に生まれ変わっている。
以下、3名1室・1名¥20000のプランについてご紹介。
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■客室
建物自体が新しいこともあり、至って清潔な客室。
爽やかに陽光が差し込み、広さも十分だ。
窓からは、雪化粧した蔵王連峰を望むことが出来る。
廊下のさりげない空間にも、生け花が飾られており、
スタッフの皆さんの、繊細な感性を感じさせる。
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■温泉
個人的に、山形県で最も温泉らしい泉質と感じるのが、この蔵王温泉である。
酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉。溶存成分 2782mg/kg。
漂う硫黄臭の強さは、これぞ温泉という「分かりやすい魅力」をたたえている。
浴室は男1女1、家族風呂1。
内風呂と露天風呂あり。
内風呂の温度は高めで、熱めが好きな父は大喜び。
ほのかに青白く見える、薄濁りの湯。
湯口には新鮮な硫黄が厚く付着し、この温泉の濃さを物語る。
内風呂のお湯は掛け流しで、そのまま外の露天風呂へと流れてゆく。
従って露天風呂の方は、内湯より一段ぬるくなるという訳だ。
外には雪が残る気温、外気にも冷やされ、露天風呂のお湯はかなりぬるめになる。
私は、このぬる湯が大好き。ゆったりと長湯を楽しめる。
また硫黄が長い時間空気に触れるため、濁りは一段濃くなり、
温泉の面白さを味わえる。
外にはもう一つ、石をまるごとくり抜いた石風呂が用意されている。
こちらは中間的な温度。
好みに応じて、3つの泉温が楽しめるというわけだ。
風呂はそれほど広いものではなく、泉質重視といえる。
広いのに入りたいときは、近隣の日帰り温泉「源七露天の湯」に立ち寄るのがオススメだ。
湯上がりには、ほど良く冷えた薬草茶が用意されている。
それで身体をクールダウンさせながら、
多数飾られている短冊に注目しよう。
宿泊客の皆さんが残していった和歌や俳句、
関心する出来のものあり、ぷぷっと笑ってしまうものあり。
私も何か一首、ひねってみるか…
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■夕食
夕食は、お食事処にて。
スペースは、しっかりしたパーティションで仕切られ、
プライベート感は確保されている(これ重要)。
窓からは、雪をまとった木々の姿。
宿泊客何組かに一人の仲居さんが付いて、給仕をして下さる。
今回のテーマは「山形旬綴り膳」。
地酒300mlが1本、サービスになるプランだ。
セットされたランチョンマットは、山形らしい紅花色。
箸置きの猫さん、ゆるいストライプ柄のおちょこも、可愛らしい。
前菜は、桜鱒のピクルス巻、湯葉寄せ、菜の花、海老の姿煮、エシャロット。
一粒だけだが、玉こんにゃくが入っているのが、山形ならでは。
山あさつきとイカの辛子和えは、ザクザクと快い食感。
さっぱりとした味わいが、日本酒を進ませる。
温かい一品「かぶとマッシュルームの利休仕立て」。
たっぷりのすり胡麻を、そのままスープにした料理だ。
本当に胡麻そのもの、香り豊かで上品な一品。
母が大のお気に入りで、鍋の底まですくって頂いていた(^-^)
もう一つグツグツと煮立つのは、味噌すき煮鍋。
上質な山形牛の脂を、味噌がまろやかに包み込み、とろけるような味わいだ。
米沢のすき焼きは、味噌でいただくのが一般的であり、
こちらも山形らしい一品だと感じられる。
お造りは、マグロ・カンパチ・甘海老に、一片の刺身こんにゃくが添えられる。
焼物は、サワラ菜種焼。ワラビと枝豆餡(ずんだ)を乗せて、東北らしく。
揚物、さよりの南部揚が登場すれば、晩餐も終盤に近い。
白舞茸と海老の茶碗蒸しは、おろし生姜が爽やかなワイポイント。
ごはんはもちろん、山形産「つや姫」。
とりそぼろ、香の物、春を知らせる蛤の味噌汁とともに。
ラストは可愛らしい、デザートの4点盛り。
特筆すべきは、ひとつひとつの器が可愛らしく、吟味されている点だ。
剥きたての筍を連想させる器、うさぎが跳ねる醤油皿。
女将のセンスであろうか、に女性であれば大いに気に入るポイントだろう。
ちなみに仲居さんは、スキー合宿を兼ねた短期バイトで来ていて、
この日が最後の勤務日だという。
24歳にして、行ったことのない県は2つだけだという。すごいな…
部屋に戻ると、3人分の布団が敷かれている。
心地良いほろ酔いの中、いつもなら縁のない、長編のテレビドラマに見入ってしまった。
おやすみなさい…
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2014/3/23(日)
目を開けると、窓の外は真っ白な雪景色!
車は雪に覆われ、かまくらのようになっていた。
身支度を整え、昨夜と同じ食事処へ。
■朝食
バランスの取れた和定食。
一品一品、丁寧な味わいを感じる。
焼鮭は、絶妙な塩加減。
たらこと和えた糸こんにゃく、明太子、梅干、牛肉の時雨煮。
どれも、白いご飯の名脇役だ。
湯呑みは、グリーンのクローバー。
途中まで飲むと、ハート型になるのにまたびっくり!
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朝食を終えてロビーに立ち寄ると、
フルーツやちょっとしたデザート、紅茶・ハーブティーのサービスが用意されていた。
手作りと思われる芋羊羹は、ほっこりとした美味しさ。
全体的に、可愛い食器や廊下の生け花、
女性に好まれる要素をしっかりと押さえながら、
蔵王が誇る、抜群の温泉力を堪能できる宿である。
最後に一句、
「雪の宿 咲くは湯の花 春近し」