Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
NICON
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Categories | Italian、Innovative cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
082-909-2947 |
Reservation Availability |
Reservations Only |
Address |
広島県広島市中区八丁堀12-5 第2シティビル 3F |
Transportation |
八丁堀駅から徒歩3分 160 meters from Hatchobori. |
Opening hours |
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Budget |
¥15,000~¥19,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥20,000~¥29,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
6 Seats ( カウンター席 6席のみ) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed 近隣にコインパーキング有り |
Drink |
Wine |
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Food |
Particular about vegetable,Particular about fish |
Occasion |
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Location |
Secluded restaurant |
The opening day |
2020.8.7 |
広島で初めて訪れた、カウンター6席のみの大人気割烹イタリアン「nicon」さん。サミットで厳戒態勢の夜、2月から予約していた私たちは、計画通り東京から新幹線で出掛けたけれど、カウンターの残り4人は皆さんお店へ歩いてこられる常連さんでした。
電話で予約した際のシェフの対応が親切だったことも印象に残っていました。何度かかけても繋がらなかったところ、夜遅くなってシェフが私に折り返してくださったのです。
このお店は藤井新吾シェフが1人ですべてをこなすワンオペのお店でした。その動きは素晴らしくて、見ていて惚れ惚れするほど。一切無駄がなく、これぞプロ中のプロと思える仕事振りです。ひとつの料理が終わったら、同時にキッチン回りはきれいに片付けられ、布巾で美しく拭き清められます。
オープンキッチンなのにものが出っぱなしで汚いお皿が流しに山積み、などという見たくない風景とは無縁です。
藤井シェフのこだわりは作り置きせず目の前で調理して出来立てを一番美味しい状態で食べてもらうと言うことです。これが最大の特徴なので、コースは4時間半程かかります。
ここに通うリピーターさんたちは、その事も承知の上でゆったりと構えています。はっきり言って私もこのスタイルの料理が大好きです。
ゆっくり時間をかけて目の前で作り上げられる珠玉の料理を頂くワクワク感。少食の私でも時間をかけることで無理なく美味しく完食できる喜び!平気でたくさん食べられる人にはわからないでしょう。ホントにハッピーな気分になります。
全部で13皿ほどの料理の内容は・・・
★高知のトマトのドリンクから。
透明感があって優しく爽やかの極みでまずは心身ともに浄化されるようです。
★木更津のクルックスファームのモッツァレラに宮崎の完熟マンゴーを合わせて。
大好きなトロリとした絶品モッツァレラに上品な甘さの熟したマンゴーとの相性のよさ!フランチャコルタのスプマンテと一緒に頂くと、最初から幸せに浸りました。
★チャバタのパンにたっぷりな発酵バターを挟んで。酸味がちょうどいいチーズのようで濃厚すぎない。お腹空いてるとき出されたら美味しくないはずがない。パン好きの私はノックダウン。
★百合根と今治のウニ
和食風だけれど、貴腐ワインをかけてあるのがイタリアン
★フグの和え物
有名な魚の仕入れ先、今治の藤本さんところのショウサイフグ。荏胡麻と金ゴマ、太い加賀太きゅうりの塩揉み。フグはさすがの味!
★フォカッチャは榊山牛のサーロインの骨髄の入ったのをちょうど焼き上がったところ。玉ねぎとローズマリーも入っている。ホカホカモチモチで香ばしい!残ったらお土産に持たせてくれる。
★榊山牛のほほ肉は70度で50時間かけてホロホロの柔らかさ。
★藤本さんところの白甘鯛。オリーブオイルで乳化させた春キャベツのソースと
★フランスの大きなホワイトアスパラを丁寧に焼いて、はっさくのソースで
★茄子とトマトの冷製カッペリーニ。
高知の小夏と言う甘いサマーオレンジのような柑橘のザク切りを加えて食感も素晴らしい。本日のベスト3に入ります!
★じっくり炭火焼きしたサーロイン、塩わさび添え
素晴らしい出来映えです
★温かいパスタは卵黄と塩だけで練り込んだもので、細ーく切って湯がき、サマートリュフザクザク載せて。
★ジェラートにグラッパかけて
★北海道のヨモギ茶と生チョコ
とても真面目で真摯に料理に取り組んでおられるシェフですが、料理とサービスの合間にゲストとのコミュニケーションもしっかりと図れるのは、まさにオールマイティーとしか表現できないのです。
予約の時に確信したシェフがいい人と言う私の直感は当たっていました。しかし、料理の味がこれほど素晴らしいということは、さすがに来てみないとわかりませんでしたが・・・・