Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Scica(Scica)
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Categories | Innovative cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5872-0204 |
Reservation Availability |
Reservations available
*If there are any ingredients you cannot eat, please be sure to let us know by the day before. We may not be able to accommodate on the day. *We will prepare seats depending on the reservation situation on the day. We may not be able to accommodate your seating request. *If you would like to use a private room for parties of 9 or more, please contact us by phone. |
Address |
神奈川県横浜市中区常盤町3-33 シーステージ横浜 3F |
Transportation |
4 minutes walk from the north exit of Kannai Station on the JR Negishi Line and Keihin Tohoku Line 214 meters from Kannai. |
Opening hours |
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Budget |
¥10,000~¥14,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥10,000~¥14,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX) Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
receipt |
Invoice-compliant receipts can be issued Registration NumberT8001100106354 *For the latest registration status, please check the IRS Invoice System Qualified Invoice Issuing Business Publication website or contact the restaurant. |
Number of seats |
28 Seats |
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Private dining rooms |
OK For 2 people、For 4 people、For 6 people、For 8 people *If you use a completely private room, a separate private room fee of 5,000 yen will be charged. There is no private room fee for semi-private rooms. |
Private use |
OK For 20-50 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed Coin parking available nearby |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Wide seat,Counter,Sofa seats |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Cocktails,Particular about wine |
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Food |
Particular about vegetable,Particular about fish |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Secluded restaurant |
Service |
BYOB,Sommelier |
The opening day |
2022.2.14 |
Phone Number |
045-228-9167 |
Remarks |
*Scheduled to start operations on April 1, 2024 (as of March 2024 confirmation) |
串羊さんはジンギスカンで有名な
あの羊サンライズさんの系列店で、
西麻布にもありますがメニューはシェフに
一任されているので関内店でしか味わえない
素敵なお料理が食べられます。
そもそもジンギスカンではない羊料理自体
食べる機会がほとんどないため初めてなのに、
串羊さんはその日の仕入れに応じた
一期一会な料理に出会える素敵なお店でした。
料理はコース料理のみ3種類あり、
ネーミングが可愛くて癒やされます。
今回は初めてだったので真ん中の全8皿のフルコース
「羊をめぐる冒険」11,000円にしました。
日本で食べられている羊肉はほぼ外国産で、
国産のお肉の流通はわずか0.6%しかないため
串羊さんは北海道や東北の牧場と直接契約し、
1頭買いした羊をお店で捌くのだそうです。
捌いたお肉は余すことなく使い、
調理に使う油もこの羊から取れた脂で
料理しているというから驚きです。
この日のコースでは北海道産の
サフォーク種という羊の10ヶ月のラム肉と、
オーストラリア産パスチャーフェッドラムという
穀物の草を食べて育った濃厚なのに臭みがなく柔らかい
珍しいお肉を使ったラムの食べ比べが楽しめました。
コースは1品目から衝撃のユッケで、
羊のユッケが食べられるということに驚きでしたが
羊の体内は菌が少なく清潔なため、
牛よりも安全に食べられるのだそうです。
牛よりも柔らかくて癖がなく甘い上に、
トップは少し炙られているのでトロけました。
2皿目のパテドカンパーニュは
ピスタチオやオリーブ、ドライイチヂクが入っていて
色んな食感が堪能出来ました。
3皿目は生ハムで、パッと見はトマトと
モッツァレラのカプレーゼのようでしたが
実際は黄色いのが金柑、下の白いのは
カスピ海ヨーグルトのような
モッチリとしたヨーグルトでした。
羊の生ハムというだけでも初めて食べるのに、
羊の調理法だけでなく他の食材との組み合わせにも
驚かされるので1皿1皿全てに感動してしまいます。
4皿目はラムしゃぶで、レタスと
ゴマダレの上に乗ったラムがふっくら柔らかく、
ゴマダレの香ばしさと甘く優しい風味が
ラムしゃぶのお肉自体の甘さを
引き立ててくれていました。
5皿目は串焼きで、大好きな大分県産の肉厚な椎茸に
埼玉のレンコン、ラム肉は通常は硬くて
使うことのない首のお肉の串焼きでした。
硬さをカバーするためにじっくり煮込んで
コンフィにしているのでホロホロで柔らかく、
海苔パン粉と合わさって香ばしくて美味しかったです。
盛り付けは羊の骨に盛り付けられていて、
さすがお店で捌いているだけあるなあと思いました笑
6皿目は柚子の香りがふわっと広がる湯豆腐で、
どこが羊なのかと思ったら湯豆腐が浸かっている
コンソメスープが羊から取ったお出汁でした。
これが物凄く優しく上品な味わいで、
身体に染み渡りました。
このコンソメスープは羊を何時間も茹でた物を
濾して作るのですが、かなり大きな鍋で茹でるので
濾すのもかなりの力がいり、
ちょうど退店前にシェフが濾していたのですが
私は絶対に持ち上げられない、、
と思うほど大きくて重そうなお鍋でした…
シェフがこれだけ丹精込めて苦労して作っているのが
オープンキッチンで全て見えるので、
美味しさもまた一入でした。
お料理ラストの7皿目はオーストラリア産の
パスチャーフェッドラムのラムチョップで、
同じ原産地タスマニア島の粒マスタードが添えられた
粋な一皿でした。
薬味と料理の産地を同じにして相性の良い
料理を作るという拘りある考え方が好きで、
料理に対する深い愛情を感じました。
ラムチョップは柔らかくて
ナイフがスッと入るので感動しました。
パスチャーフェッドラムが食べる穀物の草は
栄養が豊富なので他のラム肉とは違って
うま味が凝縮していて肉肉しくて美味しかったです。
塩胡椒だけでも十分旨味たっぷりでしたが、
粒マスタードの酸味と一緒に食べるのが最高でした。
そしてラスト8皿目のデザートは
さすがに羊関係ないのかと思いましたが、
徹底して羊が使われていて、
添えられたアイスが羊乳のアイスでした。
本来羊のミルクは牛やヤギの倍近い乳脂肪分が
含まれていてかなり濃厚なのだそうですが、
シェフオリジナルのレシピで
かなりさっぱりと作られていました。
デザートはフォンダンショコラと言われたのですが
見た目がシュークリームなので頭の中が???状態で、
聞き間違えたのかと思いました。
でもザックザクのシュー生地を割ってみると
とろ~っとショコラが溢れて出て来て、
フォンダンショコラと言われたことに納得。
この温かいフォンダンショコラと
冷たい羊乳アイスを一緒に食べるともうそれは至高。
全てがお洒落で美味し過ぎて、
全く同じコースをもう一度食べたいと思う程に
最高過ぎるコースでした。
でも次回来る際には仕入れが違う上に
来店履歴やその際提供したメニューに応じて
料理が被らないように調整して作るそうなので
同じメニューで食べることは出来ません。
その都度新しいメニューに出会える楽しみと
もうそのメニューに出会えない寂しさとを含んだ
一期一会なお料理が楽しめるお店でした。
月に1,2回くらい新鮮なレバーが入って来るので
その日はレバ刺しが食べられるそうですが、
突然入って来るので予想が出来ないそうで…
生肉大好きなのでレバ刺しをぜひ食べに来たいです!
羊料理はまだまだ日本ではマイナーで、
羊牧場も農協や政府からの援助がないそうで
かなり厳しい業界なのだそうです。。
こんな素敵な羊料理がお手頃な価格で
誰でも楽しめるようになるためにも
羊料理をもっと日本に浸透させ、
農協や政府からも援助されて羊農場が増えるように
日本が変わっていくことが必要なのだそう。
こんなに美味しいのにそんな大変な事情が
あったとは全然知らなかったので、
少しでも多くの方に串羊さんのような
羊料理店を知って頂き、羊業界がもっと盛り上がって
たくさん羊料理が食べられるような
日本になって欲しいと思いました。
ぜひ皆さんも羊サンライズさんの系列店に行って
羊料理を食べて、たくさん広めてください!