人気は変わらず
約8年振りの訪問です。
この日も予約して正解。20:30以降ならいいかもしれませんがその前なら予約必須です。
コの字カウンターは満席だと少し窮屈ですけど人気は変わらずのようです。
セリ鍋が目的でしたが、鴨は売り切れ(仕入れは安定しない様子)。それでも鶏セリ鍋(3,500)があります。
ちなみに鴨セリ鍋だと5,500円。
東京で食べるセリ鍋は三つ葉程度のセリばかりショボくてどこも満足することは無いのですが、仙台のセリは別物。
しっかり太いセリ根を、しかもたっぷり楽しむことができます。
鶏肉もいい肉質と色をしていて、先に他の野菜と鶏肉で出汁を深めて、食べる直前に食べる分だけセリを投入。
ベースの出汁は鴨の骨からも取っているそうで。
葉と茎の部分ならサッとひと潜りさせて、太い根元近くは好みですが10〜20秒潜らせていただきます。
シャクシャクとした音が聞こえる歯ごたえとセリならではの風味は秋冬の楽しみですね。
鍋の締めは意外にもカレー鍋がオススメ。
雑炊ももちろんありますが、周囲のカレーの香りに釣られて注文する客がほとんど。
日本酒は地元を中心に、燗酒もてんてこ舞いのなかでも女将さんや息子さん?が柔軟に対応してくれます。
焼むすび(味噌まぶし)は仙台味噌をたっぷり塗りたくって炭火で焼き上げ。
香ばしさと米の甘みとが口の中で混じり合うことで日本人であることを再認識できます。
手ごね笹かま(1,400)フグの白子焼にも見えるけどモチプリッとした弾力と笹の香りは冷酒向け。
カキフライ(1,680)広島で食べるものよりは小ぶりでさほど肉厚でもないけど海の香りがいっぱい。
マツモの酢の物(600)は地元の海藻、糸状に細い海藻なのに歯ごたえはしっかり。
口直しにもこの三倍酢はぴったりで飲み干してしまいます。
場所柄、大人の客層が多いので落ち着いて楽しめますが、長居して酒浸り という客はいないので急がないなら
20:30以降が狙い目かと。
あの味をもう一度
仙台駐在経験の知人に紹介され訪れたのが05年6月。
炉端焼きを謳うこじんまりとした小料理屋だったと記憶。
仙台だけど焼酎も充実。
もう初夏もいいとこで暑かったので日本酒(冷酒)よりも焼酎を
ロックでいろいろやりながら、魚系のつまみをいただいた。
そんな中で「鰹のたたき」が目からウロコの美味しさで未だに忘れられない。
焼場の炉の横にレンガの囲いのようなものがあるので何かと思いきや、
藁で焼けるように通常の炉より深く掘り下げたものだ。
ここで藁を燃やし、鰹をたっぷり炙るわけだ。
通常氷水で締めたりするが、ここでは藁の香りを残すべくそのまま。
塩で是非と薦められ半信半疑で口に含むと、、、想像以上に香ばしい藁の香りが軽く
かつ融点を超えてとけ出した鰹の脂の香りとともに旋風を巻いて鼻腔に抜けていく。
舌の上には赤身のほのかな酸味と脂の余韻が塩味と共に残るばかり。
キリリと冷えた焼酎ロックで残り香を流し込んでも余韻は消えず。
余りのおいしさにもう一皿お代わりしてしまった。
しかし暑中見舞いや年賀状はいただいているのに再訪できていないのが残念。
再訪の上、星は決めたいが気分は4★。
Restaurant name |
Ako
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Categories | Izakaya (Tavern)、Seafood |
Phone number (for reservation and inquiry) |
022-223-0341 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
宮城県仙台市青葉区国分町2-11-11 |
Transportation |
217 meters from Kotodai Koen. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
15 Seats |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Comfortable space,Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Particular about Japanese sake (Nihonshu),Particular about Japanese spirits (Shochu) |
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Food |
Particular about fish |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Remarks |
・カウンターのみ。 |
PR for restaurants |
素材の究極の味を引き出した炭火焼料理。気取らず、舌の肥えたゲストをもてなすときに
県外の食通も注目する和風居酒屋【阿古】。店に入ると、炙られた季節の食材のそそる香り。目利きを極めた料理人が市場で厳選する、その季節その日にしか味わえない鮮魚の刺身や炭火焼料理、メニューリストに載らない料理がずらりとあります。炭で炙りもてなすのは鮮魚や干物やタラの白子、ふわふわの笹かまなど。また冬季には天然真鴨のせり鍋も味わえます。日本酒は地酒が中心で県外の入手困難なお酒の用意も。カウンター席... |
冬の間にセリ鍋再訪と意気込んだものの鴨セリ鍋(3,500)は鴨禁漁と在庫枯渇によりまたもや断念。
鳥セリ鍋のみだけで、各注文ごとに店主が申し訳なさそうに詫びる光景が続きます。
ダシは鴨の骨からとったものを使ってあるそうで甘みは少ないスッキリした味わいは飽きませんなぁ。
この日、親父さんと久々に顔を合わせる。暖簾や名刺にも似顔絵のある親父さんですが、開店から2時間程度だけ
お手伝いだそうですがテキパキ仕事をこなす様は往時のまんま。
無理しない範囲で健康のためにも働いてもらいたいものです。
仙台味噌を使った牛スジ煮込(バゲット付き)に始まり、旬を迎えたという筍焼き(2,200)は大人気でどの客も注文。
鳥セリ鍋の前にノドグロ干物をじっくり焼いてもらいます。
自身の脂で頭も骨もコンフィしたみたいに仕上がり、これでまた酒が進むと期待したら
「頭や骨を残して置いてくだされば潮汁に仕立てますので」と言われ、ムムムッと悩んでお願いすることに。
鍋の締めもあるのでダブルスープ攻撃はちと辛いので今回セリ鍋のスープは雑炊にもせず酒のアテ代わりにさせてもらいました。
長ネギを加えて塩ベースの潮汁はノドグロの脂を余すところなく堪能できます。
米は例の仙台味噌の焼きにぎりで。とても一人では無理な大きさなので仲間とシェア。
他の料理で人気はホタテ焼き(2,400)、牛ロースステーキ(4,500〜)、鰤大根(2,800:かなり巨大でした)、
柳カレイ(2,600)など。
大きな鶏もも焼きも炭火を上下に使いわけて焼きムラがないように丁寧に焼く姿も印象的です。
など。
マツモ酢の物(660)はちょうど新物で鮮度はもちろん、歯ごたえはまた格別。
私にとってマストアイテムとなってます。
この夜はビールのほか地酒三昧で合計20,000ちょい。