Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Ryu Gin(Ryu Gin)
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Categories | Japanese Cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-6630-0007 |
Reservation Availability |
Reservations Only |
Address |
東京都千代田区有楽町1-1-2 ミッドタウン日比谷 7F |
Transportation |
Directly connected to Hibiya Station on the Tokyo Metro Chiyoda Line, Hibiya Line, and Toei Mita Line Directly connected to Yurakucho Station on the Tokyo Metro Yurakucho Line (4 minutes walk) Directly connected to Ginza Station on the Tokyo Metro Marunouchi Line, Hibiya Line, and Ginza Line (5 minutes walk) ) JR Yamanote Line/Keihin Tohoku Line "Yurakucho" Station (5 minutes walk) 101 meters from Hibiya. |
Opening hours |
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Budget |
¥50,000~¥59,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥60,000~¥79,999¥5,000~¥5,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Table money/charge |
サービス料10%・個室&半個室15% |
Number of seats |
40 Seats ( All seats will be at tables. There are no counter seats.) |
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Private dining rooms |
OK For 4 people、For 6 people、For 8 people 2 private rooms. 1 semi-private room. |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Wide seat,Wheelchair access,Wheelchair accessible |
Drink |
Particular about Japanese sake (Nihonshu),Particular about Japanese spirits (Shochu),Particular about wine |
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Occasion |
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Location |
Beautiful night view |
Service |
Sommelier |
Dress code |
Semi-formal style is recommended. Please refrain from coming to our store wearing T-shirts, men's shorts, or men's sandals. At Ryugin, we do not allow guests wearing excessive amounts of perfume or cologne so that you can enjoy the aroma of the food to the fullest. Thank you for your understanding and cooperation. |
Website | |
The opening day |
2003.12.23 |
こちらは2010年くらいから、
定期的に伺っているレストランです。
最初に六本木のお店に伺った頃は、
お造りは10種くらいを小皿で八寸のように組み合わせたものでしたし、
液体窒素でオレンジを凍らせたデザートとか、
かなりイノベーティブな内容でした。
ただ、鮎の塩焼きの精妙な美学や、
天然ウナギの蒲焼、
メインに牛肉などの肉料理を持って来る辺りは、
その頃から変わっていません。
和食のコースなのに、
肉料理をメインに据えたところ、
デザートを2種類以上用意するところ、
天然ウナギを名物にしたところなどは、
今ではそうした和食店は山のようにありますが、
「龍吟」が先行して導入されたように思います。
日比谷に移転する前くらいの時期には、
ほぼ今と同じようなコースに固定されて来ました。
以前よりも伝統的な和食に寄せて来たな、
というような内容で、
夏のウナギと鮎と鱧のお椀、
冬の何処よりも贅沢な仕立ての香箱蟹、
フグは分厚く切ったふぐ刺しと、
唐揚げと安倍川風の白子焼が名物です。
和食はもう味の好みと出逢いだと思うのですね。
私はもうお付き合いも長いですし、
「龍吟」が和食店の王道の定番です。
今回のお料理はこちら。
①毛蟹と蟹酢(豪華で繊細で美しい)
②トウモロコシの炊き合わせ(甘味をメインにしたお皿が多い素材を、敢えて甘味なしで構成し、違う旨味を引き出しています)
③オリーブ牛の焼きしゃぶ(国産のマカを摺り下ろしてワサビ替わりにします。絶妙の出汁の味わい)
④鱧しゃぶ(質の高い鱧の食感が抜群です)
⑤徳島のマコガレイとアオリイカのお造り。水茄子(エンガワの辛子和えなど脇役もイノベーティブ)
⑥煮蛤(素材の良さが活きたシンプルなごちそう)
⑦長良川天然鮎の炭火焼(頭はカリカリ、腹部はふっくらの独特かつ精妙な焼きです。焼き手により質は異なる点があるのですが、今はとてもいいですよ)
⑧リンゴのガリ(密かな人気のお口直し。もちろん「龍吟」がオリジナルです)
⑨すっぽんの唐揚げ(これは新作。半匹が1人前という豪快な作品で、ネギソースが絶妙です)
⑩蒸し椀(これは最近の定番。フカヒレやさえずりなど、海の幸の玉手箱的内容です)
⑪鰻のスダチ焼き(ご飯はうな重ですが、これまでの蒲焼ではなく、新作のスダチ焼きです)
⑫桃と柑橘のソルベ
⑬焼き菓子 吟(吟と名付けられた和風チョコケーキ的焼き菓子です)
⑭お抹茶
以上です。
ここはサービスも決して悪くはないのですが、
一見さんにそれほど優しい感じではないのですね。
それで一度で「こんな店」と思って行かない方も多いと思うのですが、
山本シェフが真の意味で料理に身を捧げた、
本物の料理人であることは間違いがないので、
その真価を感じるには、
何度かお店に足を運ぶ必要はあるのです。
驚くほど奥行きのある豊穣な世界が、
そこには待っていることを保証します。
これだけの実績がありながら、
今も新作が考案されコースがアップデートされている点も、
素晴らしいと思います。
値段は確かに高額ではあるのですが、
今は他に法外な和食店や鮨店などが山のようにあるので、
素材を含めて比較すると、
むしろリーズナブルに感じるくらいのところがあります。
高額ですが今の高級飲食店の基準から言って、
法外ではありません。
山本和食の世界を、
皆さんも先入観を持たずに、
一度味わってみては如何でしょうか?