Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
CYCLE by Mauro Colagreco(CYCLE by Mauro Colagreco)
|
---|---|
Categories | French、Innovative |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5590-8161 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One 1F |
Transportation |
Directly connected to C4 and C5 of Otemachi Station on the Tokyo Metro Chiyoda Line, Marunouchi Line, Hanzomon Line, Tozai Line, and Toei Mita Line 5 minutes walk to Takebashi Station on the Tokyo Metro Tozai Line 5 minutes walk to JR Tokyo Station (Marunouchi Central Exit) 14 minutes 353 meters from Otemachi. |
Opening hours |
|
Budget |
¥40,000~¥49,999 ¥30,000~¥39,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥60,000~¥79,999
|
Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted (Transportation electronic money(Suica)) QR code payment Not Accepted |
receipt |
Invoice-compliant receipts can be issued Registration NumberT7010001132289 *For the latest registration status, please check the IRS Invoice System Qualified Invoice Issuing Business Publication website or contact the restaurant. |
Table money/charge |
消費税・サービス料別 |
Number of seats |
47 Seats |
---|---|
Private dining rooms |
OK For 6 people |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK Information about hourly underground parking: The entrance to the parking lot is located on the north side of the building. |
Space/facilities |
Comfortable space,Wide seat |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Wine,Particular about wine |
---|---|
Food |
English menu available |
Occasion |
|
---|---|
Service |
Sommelier |
With children |
For both dining and private rooms, guests must be 12 years of age or older. |
Website | |
The opening day |
2023.10.27 |
Phone Number |
03-6551-2885 |
Remarks |
●Please arrive on time for your reservation. If you arrive more than 15 minutes late without prior notice, we may not be able to provide all of the course content originally scheduled. ●Dress code is smart casual. ●About ordering - Please order the same course for everyone in your group.・If you have any allergies or food intolerances, please check with everyone in your room and let us know in advance. We are unable to respond to requests made after you visit our store. ●About use by children: Children must be 12 years of age or older for both dining and private rooms. |
フランス、マントンはミラズール。2019年には世界ベストレストラン堂々1位の輝かしい功績を称えた世界最高峰フレンチだそう。
そのミラズールにてマウロ・コラグレコシェフの右腕として師事していた宮本シェフがこちら"CYCLE"のヘッドシェフとして率いります。ちなみに読み方はサイクルではなくスィークルですのでお間違えのないよう。
場所は大手町。フォーシーズンズホテル東京大手町の隣の大きなビル1階に入居しているのですが、ビルの中から行くと迷子に陥る可能性大。外側から向かうのがベストです。
門構えは超立派。樹齢300年のオリーブの木が出迎えてくれました。
扉を開けてもあちらこちらに様々な木が配置されておりマイナスイオンがびんびんに飛び交います。
お店のテーマでもある循環を足を踏み入れたその瞬間に感じられ、他店圧倒の抜かりない空間作りに心酔いしれます。
また、シェフたちのライブ感を楽しめる作りとなっており、この点はフロリレージュを彷彿とさせるよう。
着席して瞬速で出されたのは金木犀と柚子の香りをあしらったスープ。
サスティナブルを謳うと急に安っぽさが出がちと私は自論としてあるのですが、柔和な甘い香りが立ち込め高貴なお味。
お次は根、花、葉、果と植物のサイクルをアミューズブーシュでもって表現します。
根は飴色玉ねぎとアンチョビを玉ねぎのシートでくるみそのサイドにはハーブのアクセント、葉はふきのとうのフリット、花は鯖に菊と柑橘をマリネ状にしてあわせたタルト、果は栗のマドレーヌ。
コニャックの香りがふんわりと広がるマドレーヌは焼きたてほあほあ。バターの香ばしい香りが広がりほっくりとした栗とほどよい塩味感が妙。
今年初のふきのとうのフリットも軽やかで美味しかったです。
パンは分かち合うをテーマにスケッパーで分割風に切込みを入れられたもの。窯で焼いているような焼き色で見た目は硬そうですが、食べて驚きしっとり系。時間が経てど、このしっとりを保持していたのでどのように作っているか気になるところ。
紫蘇の香りのするオリーブオイルで頂きました。
根のテーマ、鱗っぽいアートが綺麗で視界が華やぎます。この鱗っぽいのは様々な色の人参ピクルス。これが雲丹のパンナコッタ及び雲丹を覆っており、食感の緩急が楽しめるほか、ミカンとターメリックの爽やかな甘さのソースがすっきりとした食べ心地を生み出します。
花がテーマでこちらはシグネチャー、塩釜で焼き上げたビーツに生クリームのソースとキャビアで頂く素材の良さが滲み出る一品。
土臭くなりがちなビーツですがそんなこともなく。薄くスライスすることにより生み出されるシャキシャキとホクホクの狭間のような食感がなんとも心地よく、生クリームのミルキーさとキャビアの海の香りでシンプルながらに細かく計算されたお料理に感じました。ですが少し塩気が強いかも。
果実がテーマで里芋とホタテの融合。皮をパリパリに揚げられているためチップスのような感覚。ソテーされたホタテにもたっとした里芋のソースとブールブランかな?がよく合う。もちろんパンで拭って余すことなく堪能します。
葉がテーマでラビオリ。お店のガーデンで育てたローズマリー入りチキンブイヨンをかけて頂きます。このチキンブイヨンの塩味が私には強めに感じ、ハーブの清涼感まで伝わりにくかったのがちょっと残念。苦手だけどギリ食べられる銀杏もたくさんいたため見た目は綺麗ですが私の範疇ではなかったです。
メインの魚はヒラスズキで葉がテーマ。
今日1番のお皿と言ってもいいでしょう。マーブル状にアートされたソースはピルピルと春菊ベース。ピルピルは見事なまでの乳化具合で口当たり滑らかでとっても美味しい。絶妙な火入れのスズキも唸るしかなく、上の海藻と下の春菊、それぞれ海と陸の素材が渾然一体となり香りとテクスチャに楽しさを与えています。超美味しかった。
お次のメインは鴨で花のハイビスカスがテーマ。
花梨のテリーヌかなんかが置かれたりと、テーマに忠実なだけでなくアイディア賞であったりします。
ソースは鴨のジュとハイビスカスのソースとあわせたもの。素材の勝利と言うべきギュウギュウに詰まった鴨の旨みが皮目を通じて口の中いっぱいに広がります。肉質も序盤で見せていただいた鴨の塊からは想像できない繊細さで超絶美味。
ですが、これぐらい美味しい鴨なら私としてはもう少し重厚感のあるソースのが推せた気もします。
アヴァンデセールは蜂の巣に見立てたチュイルと何とかという花粉のアイスクリーム。
激カワなのだが。このぷちゅーっとアイスが網目?から少し出ている感じがそれっぽくてたまらん。
全体的に軽やかで控えめな甘さです。サクサクとしたチュイルとの掛け合いも楽しい。
グランデセールは私の大好きな紅まどんなを使用。
シェフがアルゼンチン出身だとかで、スプーンで割った時にアルゼンチンタンゴのような音が出るよう計算されつくしたデザート。
それらしき音が鳴り、楽しくなってしまって粉々になってしまいました、笑。
メレンゲのように軽いクリームとジューシーな紅まどんなで、王道であるのにどこにもないエンターテインメント性を感じました。
ミニャルディーズは安納芋を焼き芋に見立てたスイートポテト、カモミールテイストのパートドフリュイ、ほうじ茶のフィナンシェ、落花生の味噌チョコ、プラリネノワゼットと洋梨のタルト、イチゴのバラクリームのタルト。
まず、神経の使うであろう小菓子をアレルギーのある私用と元気いっぱいのお連れ用とで分けて作ってくださったことに感動。フレンチもイタリアンもなくていいゾーンなのですが、なんと全て完食。
タルト2種も良かったのですが、パートドフリュイの瑞々しさにはお連れとどれが1番美味しかったかせーので意見一致。
ミントティーで優雅なランチもフィニッシュ。
森での晩餐会のような煌びやかさと心をくすぐる可愛らしさや楽しさ、これに加えて自然の摂理を素晴らしい感性で作り上げるシェフには頭が下がりました。
気になった点をあげるとすると、まだ最初のパンが残っていたので仕方ありませんが天然酵母のパンの提供がなかったこと。まあるいカンパーニュだったのですが、焼きあがってカウンターに置かれたままだったので食べてみたかったです。
それからノンアルのペアリングがほぼほぼカフェインありだったので付けられなかったこと。
(最初知らずに付けたのですがお店の方の手違いで私だけ途中キャンセルに)
あとやはり値段ですね。とても良かったのでまた再訪したいのですが、なかなか女子会には値段のはるコースなのでそう気軽には行けなそう。
逆にお誕生日会にはうってつけでしょう。
ディズニーのバンビちゃんが遊びに来そうな素敵なレストランでした。
ご馳走様でした。