Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
池袋東武15階、「華湘」。【67th】
「華湘」に、ラーメンを食べに行った。(笑)
この店のコトは、あまり馴染みも無くホントはよく知らないのだが、いわゆる「格」のある店なんだろうと思う。本来は…。
この池袋東武の「華湘」は、何年ぶりだろう。その間に、六本木のミッドタウンの店には訪問しているのだが…。
入り口のクロークで、コートを預ける。
席まで同行して案内される。
テーブルクロスに、布のナプキンが飾り置きでセットされている。
そういう店である。
でも、僕は、ラーメンを食べに来たのだ。(笑)
ラーメン好きである。
いろいろ食べていると、フト、こういうトコロでも食べてみたくなる。
池袋東武では「四川飯店」「鼎泰豐」などで食べるラーメンは、また一味違う感じがして、ラーメンという食べ物の幅が感じられるのが良い。
メニューを一応開く。
ラーメンなどとは書いていないが、何とか麺とか、何とかスープ麺と書かれたラインナップは、ランチ用の単品でも、どれも千円越えである。
当たり前だが、半チャーハンなど付いてこない。(笑)
温かい烏龍茶がティーポットごと来る。
「華湘麺セット」(1,980円) ―― 期間限定商品だと書かれていた。
麺に、点心・本日のデザートが付く。
その麺をメニュー表示通りに書けば、「あわび、タラバガニ、ホタテ貝入りスープ麺」となる。
なるほど、具材代なんだ、と納得する。
でも、アワビはひとつ間違えば、とこぶしと間違いそうな感じの大きさと味わい。タラバガニは、まぁ普通だろう。足身と言うか、関節部分。食べづらいけど…。
ホタテはイイ。大きな貝柱で味も上々。
他に、大きなエビも嬉しい。海鮮系だとタカをくくってイカだと思ったモノは、ものの見事にすべて白菜のジク部分だった。
他に、さやえんどう、タケノコ、キノコ類2種(エノキと何か)など。
スープは、醤油ベースのカエシで上品な味わいとしか書けない。塩分も控えめな雰囲気。ダシ感は少なく、湯麺の一種なのだろう。色合いは透明度のある薄茶系。
麺は、低加水の極細麺。博多系の麺とは、味わいも含めどこか違うが、よくわからない。
でも、食感的には博多系のカタ程度に近い感じ。
思わず、「替え玉ありますか?」と聞きたくなるが、僕は、かろうじて大人だ。ムダな抵抗はしない主義でもある。
でも、麺もそこそこの量はあり、博多の屋台なら2杯分だろう。
点心は、蒸し餃子1コだったが何味なのかよくわからなかった。
デザートは、チョコブラウニーとミニ杏仁豆腐。
点心・デザートも含め、全体的には、美味しかったが費用対効果的には、大勝軒2杯の方が…。
などと思ってしまう。
「シューマイ」(600円/3コ) ―― ラーメン・餃子にするコトもできなかった。
その代わりと言っては何だが、このシューマイにした。蒸籠に3コ入っている。
生姜がほんのりと香る。以前も食べたコトがあるような気がするが、はたしてこんな感じだったか?よく覚えていない。
肉感が強く、ソノ味わいは、なかなかイイ。
ただ、ずっと噛み続けていると、シューマイを食べていたのか、ハンバーグを食べていたのか、忘れそうになる。
ごちそうさまでした。
冒頭にも書いたが、一応「格」のある店だと思う。
ただ、池袋東武のかしこまった部類のレストランでも、偉大なる田舎町に相応しく、普段着のままこういう店に入るご年配の1人客も多い。
ソレをどう見るかは各々の感覚だろうが、僕はいつも微笑ましく思う。
何故なら、池袋東武自体が、そういう客層に育てられて大きくなってきたからだ。
また、何より美味しいそうに食べている感じがイイ。
少なくとも、ブランドもののコートを身に羽織り、クロークに預けもせず席まで着たままで来て、店員に向かって「おい、コレかけといて」などとコトバを発する勘違いした客よりずっとマシである。
その席からは、やれアワビのステーキだの、ランチ以外のメニューを出せとか、シャンパンがどうのこうのなどと上から目線で店員に乱暴にあたり、終いには「そこらへんのどうでもいいラーメンだって千円するものある」などと、何様なのか勘違いが甚だしいコトバを大声で発し、周りの席から冷たい視線が送られていた。
僕は、その「どうでもいいラーメン」をこよなく愛す人間でありたい。
最後にラーメン、いや華湘麺のスープを飲み干すとき、その席の方に向かって、器ごとガッツリ飲み干してやった。
ささやかなる小市民の抵抗である。
(文責:京夏終空、2018.2.3)
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(※写真は、後日掲載。)
Restaurant name |
Ka shou(Ka shou)
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---|---|
Categories | Chinese、Seafood |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5590-1314 |
Reservation Availability |
Reservations available
□ キャンセル料:2日前 30%/前日 50%/当日 100% |
Address |
東京都豊島区西池袋1-1-25 東武百貨店池袋店 15F |
Transportation |
3 minutes walk from the west exit of JR Ikebukuro Station 95 meters from Ikebukuro. |
Opening hours |
|
Budget |
¥8,000~¥9,999 ¥2,000~¥2,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥8,000~¥9,999¥5,000~¥5,999
|
Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted (Transportation electronic money(Suica)、iD、QUICPay) QR code payment Accepted (PayPay、d Barai、Rakuten Pay、au PAY) |
Table money/charge |
別途サービス料10%(夕方17時~全て10%、11時~17時はコース料理のみ10%) |
Number of seats |
150 Seats |
---|---|
Private dining rooms |
OK For 8 people、For 10-20 people、For 20-30 people、Over 30 people Can accommodate up to 44 people ■Private room 10-15 people (free for 10 or more people, 5000 yen for 9 or less people) ■Private room 8-12 people (free for 8 or more people, 3000 yen for 7 or less people) Tax not included |
Private use |
OK Over 50 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables If you wish to smoke, please use the smoking area on the 15th floor of our building. |
Parking lot |
OK |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Wide seat,Sofa seats,Wheelchair access |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Cocktails |
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Food |
Particular about vegetable,Particular about fish |
Occasion |
With family/children |Business |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Beautiful night view |
Service |
(Surprise) Party accommodations,BYOB,Take-out |
With children |
Kids are welcome |
Website | |
Phone Number |
03-5951-0301 |
前回はラーメン、今回は焼きそば!(笑)
我が地元・池袋東武のレストラン街の15階である。
東武のレストラン街でも、この15階は、ちょっと別格的な要素がある。
11階から14階までとは異なり、床がフワフワしていたり、トイレや喫煙所もシックな雰囲気だと感じる。
「美濃吉」「人形町今半」「リストランテ マキャベリ」、そして、この「中国湖南料理 華湘」である。
新しくできたイタリアンのマキャベリのコトはよく知らないが、その場所は以前「パリの朝市」であった。
今は、いわゆる高級料理店にはあまり興味を抱かないが、バブル時代を過ごしてしまった功罪の、自らに対する反発心であろう。
こういう店に来ると、必要以上にチャレンジ精神が湧いてくる。
焼きそば、大盛できますか?
とか、
半チャーハンください。
とか、
どうしても言い出してみたい衝動に駆られる。(笑)
お金でほとんどのことが、何でもできた時代、持っている人は、まさに王様ゲームの王様だった。
僕ら若手は、王様の家来であると同時に、王家の一族であり、多大なる恩恵を被った。
霞が関の官僚のように、センチュリーにお抱え運転手がいて、百万円の帯封を切ったことがないと豪語して豪遊していた先輩もいた。
カニや札幌ラーメンを食べるためだけに飛行機に乗ったり、銀座久兵衛などは行くトコロではなく呼びつけるトコロだという認識の御仁もいたりした。
もう、あんな時代は来ないだろう。
さて、この店、「華湘」である。
冒頭に書いたように、今回は、焼きそばを食べに行った。
安くて美味しいと地元民から伝え聞いた。
「豪華海鮮焼きそばセット」(2,300円)+「春巻揚げ(2本)」(700円) ーー 写真の通り。
もう「豪華」って書いちゃってるのだが、その通りであろう。
「特撰」とか「こだわりの」とかでなく、「豪華」。
焼きそばの上に、どうだ!と言わんばかりに、アワビ、ホタテの貝柱、エビがのせられている。
うん、きっと安いんだろう。
人気江戸前寿司店で、このサイズのアワビを1貫握ってもらったら、ソレだけで2千円ぐらい取られる。(笑)
麺は、細麺の揚げ麺。
スープに浸かっているので、半カタヤキそば的な雰囲気。
そのスープがまた美味しい。
コレ、残しちゃダメなヤツだ。
貝柱のダシが効いた雰囲気の滋味深く上品な味わい。
スープ用のレンゲを再活用して、最後まで舐め回すようにいただいた。
うん、この焼きそば、かなり美味しかった。
セットのシューマイは、レア気味の柔らかいタイプで、コレも味わい深い。
スープは優しくはんなり。そして、メチャクチャ熱い。
慌てて、お水をもらったぐらい。
追加した春巻は、エビやイカなどの具材大きさに納得。
また、それでいて皮が主張する感じで美味しい。
香ばしい皮の風味の後味が続く。
しんなり春巻もキライじゃないが、パリサク春巻の王道タイプ。
セットのデザートは、大学芋と杏仁豆腐。
芋はよくわからないが、杏仁豆腐は柔らかいタイプでかなり美味しい。
横浜中華街の「一楽」さんを思い出した。
最初にテーブルに置かれるお茶のサービス。
最初は、薄くて今ひとつだと思ったが、料理を食べたら納得のお茶だった。
ほっこりする。
ごちそうさまでした。
ラーメン、焼きそば、となったので、次はチャーハンだけのために来てみようかと思っている。(笑)
冒頭に書いた東武のレストラン街の話の続きであるが、この15階は確かに特別だが、11階から14階までを、「上に行くほど高い」と断定的に決めつける人間が多いのでダマサれないように注意すべきである。
個人的な考察では、鰻の宮川、銀座福助、永坂更科布屋太兵衛、四川飯店のある12階が次に客単価が高いように思うのだが・・・。
(文責:京夏終空、2023.4.5)
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