Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
DA FIORE (DA FIORE )
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Categories | Innovative、Italian、Vegetable dishes |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5868-3321 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都渋谷区神宮前5-39-3 表参道OSAKI SQUARE BDL B1-1 |
Transportation |
8 minutes walk from Exit A1 of Omotesando Subway Station 8 minutes walk from Meiji Jingumae Subway Station 500 meters from Omote Sando. |
Opening hours |
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Budget |
¥15,000~¥19,999 ¥8,000~¥9,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥15,000~¥19,999¥8,000~¥9,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted (Transportation electronic money(Suica)、iD、QUICPay) QR code payment Accepted (PayPay、d Barai) |
Table money/charge |
サービス料10% |
Number of seats |
20 Seats ( Table arrangement will change depending on reservation status. The table arrangement in the store photo is an example.) |
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Maximum party size | 20people(Seating)、50people(Standing) |
Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK For 20-50 people、Up to 20 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables We ask that you smoke on the terrace. |
Parking lot |
not allowed There are several coin parking lots nearby. |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Wide seat |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Wine,Cocktails,Particular about wine |
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Food |
Particular about vegetable,English menu available |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Secluded restaurant |
Service |
Extended party hours (more than 2.5 hours),(Surprise) Party accommodations |
With children |
Kids are welcome(Elementary school students are welcome)
Elementary school students and older can enter |
Dress code |
smart casual |
Website | |
The opening day |
2003.9.1 |
Phone Number |
03-5766-9703 |
最近、表参道のミシュラン串焼き屋で本当にしょうもない体験をしたと周囲にぶーぶー文句垂れていたらその中の1人の方が僕への憐憫/れんびんから近くのランチに招待してくれました。
表参道『DA FIORE』じゃーん!?
自分が安心して伺えるお店に招待されるって知らないお店に招待されるよりも良いこと多いですよね。
サプライズが苦手な人とか自分が欲しいモノ以外のプレゼントが苦手な人にこういう人って多いも思います。
まー、これが僕の「性格」です(笑)。
店内はモノトーン調でモダンでシックに仕上げられています。天井高く、上着も各テーブル毎に掛けられるほど隣席や天井との空間も余裕持って設計されているのでほんと安心です。
イタリアやフランスが大好きな僕にとってこちらはイタリアンだったりリストランテということを意識することなく、単純に身体に良いお野菜とパスタを美味しく上質な空間で頂けるお店という認識で、僕の中では極めて表参道らしいお店の1つ。
表参道デートランチするなら真っ先に頭に浮かぶお店の1つです。
税込7,000円/人で7皿出てくるランチをオーダー。
あっ、今日はアルコール飲めないのでブドウジュースください。
ということででてきたワイナリーが作っている系の美味しい白ブドウジュースにハーブが入っています。
かんぱーい(^o^)/
〈スープ〉
根セロリの冷製スープです。
黒い陶器の器にうっすらと緑がかった白い液体が美しいです。
中央にはオリーブオイルを少し。
水を使わず?根セロリと塩だけのスープとのこと。根セロリは栄養価が高く低GI食品としても有名ですよね。清廉クリーミーな旨味が胃を開きます。僕の中ではセロリの柔らかい香りをまとった蕪(かぶ)のような愛すべき存在です。
根セロリというといわゆる「セロリ」を浮かべる方が多いですが違います。正式名称はセロリアック、和名でカブラミツバ又は根セロリと呼ばれるお野菜です。いわゆるセロリは葉や葉柄を食用にするのに対し、セロリアックは肥大した手のひらサイズの根茎を食用とします。ヨーロッパでは古くから親しまれていてスーパーなどでも手頃な価格で山積みされているのを見かけますが、日本では輸入されたものが中心で価格が非常に高いので、今後国内栽培が期待される美味しい野菜です。
はぁ、身体が喜ぶのが判る(=´∀`)。
あ、焼きたてのパンがきたー!
小麦粉と水だけで焼いたパン。
軽やかなのにしっとり適度な食べ応えがあり、おかわり確定のパンです。
〈合鴨のロースト〉
合鴨のローストに最後にさっと瞬間燻製させたものだったかな。薄くスライスされた鴨肉。上にはエディブルフラワー/Edible(食べられる)Flower(花)。
ここまではまー普通なんですが、ここに薫香をまとわせています。
ここまでもまー普通なんですが、ここにアカシア系の蜂蜜を上から垂らして、さらにそこにえぐみや苦みはない甘く柔らかなオリーブオイル(早摘み)をたっぷりかけて頂くと一気に変わります。
合鴨肉の旨みと塩味×燻製の香り×蜂蜜の甘味と香り× エディブルフラワー×オリーブオイルの柔らかな甘味と香り
シンプルな組合せながら、それぞれの選択がドンピシャなのでたった3切れの合鴨なのにきちんとリストランテの一品となっています。
オリーブオイルが生でも美味しく頂ける「この」オリーブオイルじゃないと「この」お皿は成立しないんですよね。
オリーブオイルは10円/g以上が鉄則ですが(それ以外は偽物という意味)、中には良くも悪くも空気に触れると苦味やえぐみもあるのが多いので、それはそれで美味しいのですが、相性大切です。
そこまで配慮されたお皿ということです。
合鴨などには何の珍しさも感じない僕でも、この組合せになるとただ×2美味しく頂くのみ。
これなー、もっと筋切りしてあったら本当に完璧だなー。
で、ここで麦系の先程より力強いパン。
食感はしっとりもっちり。
このパンにもお店のスタイル/styleが表現されていて良いです。
心地よい統一感に浸れます。
〈季節のお野菜〉
旬のお野菜は生であったり焼かれていたり茹でてあったり。
それぞれが適切なタイミングで調理されていて飽きません。
上にはペコリーノチーズが振りかけられています。
ゼンマイが特にいいなー。
あっ、惜しい、丸みのあるエンドウの筋が、スージーがまだ少し残っててナイフに引っかかるー。
おー、さすが知的聡明グルメンな私のフォロワー様のご存知の通り、ペコリーノチーズはイタリア産で羊の乳から作られています。
いくら適切に調理されているとはいえ、ややもすれば葉物でtoo muchになりがちな口の中に少しだけ日本人の口に馴染みの薄い香りのするチーズを選択することによって、その乳脂肪分で緑野菜でわずかに荒れそうになる舌がまたならされて軌道修正されます。これまたセンスの良い一品に。
多くの日本人が慣れ親しんでいるパルミジャーノやコンテじゃないところがポイントです。
なぜかというと?
〈パスタ〉
赤ピンク色のタリオリーニ/taglioliniパスタ。
そうです、この少し幅広のパスタはフォロワーの皆様ご存知の通り、北イタリアでよく好まれて食べられるパスタです。
この赤ピンク色の正体は食べる輸血といわれるビーツ。
鉄分豊富で身体にも良くてその断面図のドラマティックな深い紅は料理人にとても愛されています。お肌を気にする女性に喜ばれるのでパプリカやレタス同様に見つけたら僕もつい購入してしまう、元はロシア産の素晴らしいお野菜。サラダで頂いたり、スープに入れたり、赤身の生肉に和えたり、丸ごと焼いたりと何でもござれの野菜、そのビーツの粉末をパスタにたっぷり練り込んだ生パスタ。
この少しほろ苦味のあるもっちら生パスタに先程使わなかったパルミジャーノやコンテ系のチーズがたっぷりクリーミーに使われています。
そう、なので先程のお野菜にはペコリーノチーズ。
だって、ほら、前皿でお口の中がっつりチーズにしたらここで愉しくならないでしょ?
でも最低限のアミノ酸の旨味は加えておかないと前皿は飽きちゃうじゃん?
うっすらと下の上にチーズを感じた食べてはー、
「あー、そうだ、イタリアンなのに私今日はチーズ食べてない、やっぱりチーズやクリーム系食べたいなー?」
って意識下もしくは無意識下で思う、そこに?
どどんっ!て感じ。
野菜系のブロード(伊の出汁の1つ)と生クリームとたっぷりのチーズかな?そこにダイス状にカットされたビーツとセロリとそら豆が加わって、見事な一皿です。
特にそら豆もちゃんと外皮を剥いてあるので口の中ですぐにペースト状になり、野菜とチーズの健康的な旨味が静かに何層にも重ねられて美味しいです。
こういう組み合わせになると本場イタリアでも超高級リストランテ以外ではそうは頂けません。
結局、どんなジャンルでも一流の料理人ってこのレベルを体感しているかどうかなんだよなー。
このレベルの満足度を知っていたら、誤解を恐れずに申し上げるのなら、あとは各料理をそのレベルに引き上げて体現するだけ。
うん、このパスタにはアクセントはいらないな、なくてもいいな。
美味しい、この一皿は文句無し、かなり満足!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
〈鹿肉〉
鹿肉を中心がロゼ色になるように適切な温度で加熱されています。オオカミが絶滅してしまった日本国では大量に増え続ける鹿肉は害獣とされてますね。ジビエは餌だけでなく、どう殺すかで風味に格段の違いが出ます。特に鹿は身もあまりついておらず、旨味も少ない肉なので料理人の皆さんも四苦八苦されてきましたが、近年は作る側にも食べる側も成長して一般的になりました。
この鹿肉はわずかに獣臭がするのが惜しい。
ただ、そもそもが満足度の高いお得なランチコース内容なのでこの程度は気になりません。
密かにすごく感動したのは右上に添えられた紫色のジャガイモ「シャドウグイーン」。そうそうジャガイモの原産地はアンデス山脈で密かにナス科ナス属なんですよね。ジャガイモとナスは植物学では同じ仲間、でもサツマイモや里芋は別。で、このシャドウクイーンは2006年に誕生した比較的新しい野菜ですが、絶対バター絡ませてると思ってましたがただ蒸しただけとのこと、えーっ!?∑(゚Д゚)
〈ドルチェ/dolce〉
シャーベット状のデザートです。
苺のグラニータです。フレンチではグラニテといいますね。
上にはシャンパンソースとのこと。そこはスプマンテで通したほうが一貫性あると思いましたがちょうどそのときに余っていたのがシャンパーニュだったというだけでしょう。
あ、さらっとしていたのでソルべだったかもしれません。
いずれにせよ綺麗な酸味で口の中に溜まった何層もの旨味ががいったん綺麗に洗われます。
次に抹茶のティラミス。
マスカルポーネチーズを使ったこの定番の美味しさは酸味のあとなのでより一層際立ちます。
そこにチョコレート風味の焼き菓子やチョコが続き最後にコーヒーで終わり。
デザートでは怒涛の構成で満足しない女性はいないことでしょう。
ふぅ、ほんと大満足のコース内容です。
僕の表参道エリアでのランチの基準はここの7,000円/人のランチ。
野菜中心のただSDGsな軽くてナチュラル健康なお料理というだけでなく、ちゃんとお肉やチーズ系乳脂肪分でボリュームもあるので、そしてかけるところにはキチンと手間がかけられているのでそういう意味でもとても満足感あります。
たった税込7,000円/人でこれだけ満足できるのですから、僕がこの前近くのしょーもない手抜きミシュラン串焼き屋のランチで文句言いまくっていたのはちゃんと根拠あるわけです(笑)。
僕がお伝えしたいのは、よくいわれるコスパ重視というのとはちょっと違っていて、やっぱり一品一品に意味があって手を抜いてない誠実なレストランに自分のお金はたとえそれがいくらであろうと使いたいという話。
「手間暇をかけることだよ、ワトソン君。これを愛情と表現する人もいるけどね、いずれにせよ本当に美味しい料理は手間暇だよ。いいかね、ワトソン君、豪華な食材なんて今やそのほとんどが誰でもすぐに手に入るじゃないか?ならプロの料理人達はどこで差別化を測るんだ?生産者や料理人が" 意味のある "手間暇をかけて調理したモノに我々グルメンは惹かれるんだ。」
ここでランチ頂いてそのままか、そのあと少し時間あるなら骨董通りの南青山『WALL』で昼間からお茶やシャンパーニュでも開けてゆったりしたらこのエリアの昼間の魅力をかなーり満喫できるのではないでしょうか?
あの南青山『WALL』もなー、
「なんでオレ達が昼夜ずっと大切に使っていた隠れ家を食べログで公開すんだよ!あれからすげー知れ渡ってめちゃくちゃ使いづらくなったよ!」
って周囲に結構マジで怒られたなー、いやー僕もあの近くに事務所借りたんでもう利用することないからいいかなーって思ったんですよ、そのあと後悔してます、その節は申し訳ありません(>人<;)
モノトーンでまとめられたセンスの良いシックな空間の中で、その空間ともちゃんと一致する上質なイタリアンをリーズナブルに頂けるので貴重なお店の1つです。
お店やシェフが演出したい目的に、空間からお料理まで全てがセンス良く一致しているので安心できます。
平日ランチならお一人様でもアリ(お店と要相談)。
ただ、週末や夜は混んでいるので基本的にデートや女子会やお洒落な会食にお勧めです。
※平日ランチが穴場です。
※週末は事前予約必須です。
※ 伺う際は、男性はモノトーン系で、女性はモノトーン系か鮮やか原色の服装で行かれると自分達も良い意味でその空間の一部になっていることを体感できるので尚更居心地良いと思います。
※ワインは自然派中心です。
※ノンアルコール飲料も充実してます。
※ペアリングもあります。
※夜も良いです。
※せっかくなので合鴨肉をもっとシルキーにしてください!
※鹿肉はもう一工夫欲しいです。
※お店の構造なのでしょうがないですが、店内に瞬間燻製の香りが漂ってこないと超完璧です。
※最初のフードメニューの口頭説明がなんだか頭に入らないのでここもスタイリッシュモダンな手法に改善して欲しいです。
※ドリンクは最低でも1杯頼むのがエチケットです。
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