FAQ

東京を去る前に : Muromachi Sunaba

Muromachi Sunaba

(室町砂場)
Budget:
Fixed holidays
Sunday、Public Holiday
The text on this page has been automatically translated using Wovn.io. Please note that there may be inaccuracies in the translation.

These comments are users' personal opinions and impressions so this is not an objective evaluation. Please use it only as one of the references. Also these comments were made when users visited the place at that time. Please make sure to confirm before you visit the place because contents, price, menu and other information may not be the latest.See detail from here
The text on this page has been automatically translated using Wovn.io. Please note that there may be inaccuracies in the translation.

4.7

¥8,000~¥9,999per head
  • Cuisine/Taste4.7
  • Service4.5
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance3.5
  • Liquor/Drinks4.0

4.8

JPY 3,000~JPY 3,999per head
  • Cuisine/Taste4.8
  • Service4.7
  • Atmosphere4.7
  • Cost performance3.5
  • Liquor/Drinks3.2
2024/04Visitation10th

4.8

  • Cuisine/Taste4.8
  • Service4.7
  • Atmosphere4.7
  • Cost performance3.5
  • Liquor/Drinks-
JPY 3,000~JPY 3,999per head

東京を去る前に

土曜日の昼。
刻一刻という感じで東京を離れる日が近づく中、訪れたのは〈室町砂場〉。私が最も大切にしている蕎麦屋の一つで、ある年の暮れにここを訪れたことが始まり。
色々あってちょっとおっとりしてしまって、11:30の開店少し前に着いたら、店のカドを曲がるくらいの行列。あちゃあ、しまったな、と思ったが、そこそこ大箱な店だということもあって、一巡目が順次さばかれていく間に入ることができた。10分少々。

〈天ちら〉と〈大もり〉。
白い〈ざる〉のほうが名物だという人もあるけれど、両方食べた私の印象は、〈もり〉のほうがつゆとのバランスが取れてよいというもの。
案の定、醤油の鋭い切り口の辛さを、ほんのりした甘さが後ろから支え、ネギとわさびで辛く締めたつゆ、そこに半分ほど浸した蕎麦の美味いのなんの。食べる手が止まらないし、食べているうちに涙が出てきそうなほどで。
海老やかきあげなどが盛り込まれた〈天ちら〉もおいしい。はっきりと胡麻油の香りが乗っている伝統的な東京仕様。塩なんかも出されたけれど、この天ぷらにはつゆがいい。じゃぶじゃぶに漬けて食べるべし。

食べ終えて、さっと立つ。蕎麦屋で長っ尻になるのは無粋というものだ。
しかし、色々行ってみたけれど、〈室町砂場〉というお店は、やはり凄い。このお店をふらっと訪れることができたこの数年が、いかに恵まれていたか。新任地は、蕎麦がイマイチ期待できそうにないからなぁ…。もとより、このレベルを求めることはできないにしてもだ。
最も、新任地で任される仕事を聞く限り、東京にはちらちら、帰って来るんだろうなという気はしている。〈室町砂場〉はそれに引っかけて訪れることはできそうだけど、やっぱり、東京を去る前に一度、詣でておかないと私の気が収まらなかった。

2023/12Visitation9th

4.7

  • Cuisine/Taste4.7
  • Service4.5
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance3.5
  • Liquor/Drinks4.0
JPY 8,000~JPY 9,999per head

年の瀬に欠かせぬ、日本橋の粋

もう何年になるだろう。
仕事納めの日にここ〈室町砂場〉を訪れるのは欠かすことの出来ぬ行事のようなもの。
ここへ来て酒を飲み自分を解きほぐして蕎麦を手繰り、ようやく年を越せる。コロナ以後、予約制になっているから、仕事納めの日にここの予約が取れるか、が死活問題。
今年は12月の1日に予約を解禁。ホームページに載せるという、新しいパターン。電話して席を抑えて一安心。これで年を越せるという感懐が湧く。

時間通りに入る。
酒肴から蕎麦まで緩み無し。今回、〈柏葉〉というコースが初めて設定されて、小柱と小えびのかき揚げ、しいたけの天ぷらというこれまでは無かったものが付くもの。千両・万両という年末独特のコースよりもややお高いが、ここのかき揚げは天つゆにじゃぶじゃぶに漬けて食べると、替わるものが無いくらいに美味しいし、千両・万両はともに天ぷらが付いてこなかったのが不満の一つだったので、これは歓迎。
名物の一つである焼き鳥も美味しいし、最初に据えられる子持ち昆布、アサリ、かまぼこ他の酒肴たちも、各々、滅多に自分から求めるものではないけれど、ここで食べると美味しい。
そして、〆は鉄壁の蕎麦。ほんのり甘さが乗って、バリバリの醤油が利いた、濃い口のつゆ。ネギで辛く締めて蕎麦をいただく。このバランスが、私にはやはり馴染む。
手繰り終わって一息。ここの蕎麦を超えるものはある。あるが、まれだ。誰に何と言われようが、ここ〈室町砂場〉は日本橋に欠かせぬ粋な店。そして、私にとっても、またとない店。

日本酒2合、もりそばを〈大もり〉に変えて+200円、〆て8,000円某。納得。
今年は年の瀬にしか来られなかったけど、ほんとうは、もっと使いたい。来年は、もう少し来よう。

2022/12Visitation8th

4.6

  • Cuisine/Taste4.6
  • Service4.6
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance3.5
  • Liquor/Drinks4.0
JPY 8,000~JPY 9,999per head

年の最後に恒例の・室町砂場

仕事納めの日。〈室町砂場〉を仕事を終えてから訪れるのが恒例となり、これを欠かしてはなんだか年を越した気にならず、今年も予約をして伺った。
コロナ以前の並び待ちも、年末の風情という感があって嫌いではなかったのだが、予約のみの営業も、予約が取れたところで今年も年が越せるという感懐が湧くので、これはこれでよいものだ。

予約したのは〈万両セット〉。梅くらげ、かまぼこ、あさりなど〈室町砂場〉の代表的なツマミに、焼き鳥と卵焼きがつく。お酒は、いつもなら日本酒のみだが、この日は生ビール(エビス)を先にいただく。
いつもなら、を崩すのは、年末ならではというものではないのだが、最後の最後に抱え込んだ厄介事の処理で、昼をまともに食べられなかったので、ビールから穏当に始める必要があったのだ。

こうやってとりどりに蕎麦前をつまむと、改めてこの〈室町砂場〉が尋常でない蕎麦屋だということを思い知る。いちいち美味しい。焼き鳥や卵焼きも、あらためて食べると、そう言えば、初めて〈室町砂場〉を訪れた時、この美味しさに惹かれたんだよなと、秀逸な蕎麦前に記憶が掘り起こされる。卵焼きは甘口で、上等な胡麻油の香りをまとう。
最後の蕎麦は、よく考えてみたらこれまた久しく食べていない名物〈天ざる〉。白い〈もり〉も中々だが、私の好みは挽きぐるみの〈ざる〉。特に〈天ざる〉は、つゆの味が強くなりがちなので、挽きぐるみのほうが釣り合うということによる。蕎麦大盛りで、半量追加と1枚分追加で料金がかわりますと言われたが、ここは1枚追加でお願いした。胡麻油の香りが溶け込んだダシに蕎麦をくぐらせて食べる。あらためて食べるとこれがとにかく美味しいのだが、何だか記憶にあるものよりもレベルが上がったような。かきあげがもっとぺらぺらだったような、また、胡麻油の香りがここまで立っていなかったような気がする。美味しくなったんだとしたら、それはいいことだ。
最後の最後に、この年の災厄が濃縮して襲い掛かってきたような壮絶な年末を過ごし、ほんの数時間前まで、ここに来られるかすらも危うかったのだが、一応の解決をみて仕事納めの日にきちんと〈室町砂場〉を訪れることができた喜び。これで今年も、しっかり〆られた、と、さらりとした蕎麦湯で〈天ざる〉のつゆをのばしつつ、一年のごたごたを思い返した。

最後に店員さんに、今年も来られてよかったです、と始まり、冒頭に書いたようなことを言ったら、「そんな縁起物みたいに思っていただいているんですね」と言われてはっとする。そうか、縁起物か、確かにそうかもしれない。
今年も色々蕎麦屋を巡ったが、最後やっぱりここに帰って来る。さて来年は、どんな蕎麦屋に出逢えるか。今はとにかく、大過なく過ごせたことを喜ぶことにしよう、と、暮れの日本橋の街を歩いて帰った。

2022/11Visitation7th

4.5

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.6
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance3.5
  • Liquor/Drinks4.0
JPY 2,000~JPY 2,999per head

〆は日本橋の粋にて

休暇の最後。
完成度の高い古典的フレンチを食べた後はやる気にもならないだろうし、さすがに全く何も食べないわけにもいかないが、かといって何を食べても真っ当に感じることはできないだろう、なんて思っていたのだが、ここ〈室町砂場〉の蕎麦ならば、さらっと行けるかなと。絢爛豪奢な世界の後に、全く逆のベクトルである江戸・日本橋の粋の世界にふれることで、何とかできやしないかという塩梅。

とはいえ、さすがにここから飲みなおす気にもならず、今回は〈もり〉と〈鳥南蛮〉で軽く〆ることにする。
やはり〈室町砂場〉は風情が違う。ぴんと張った心地よい緊張感がある。まず、〈もり〉が運ばれ、食べ終えるのとほぼ同時に〈鳥南蛮〉が運ばれてくる。この呼吸を読む見事さ。これが中々出来んのです、と、神田・日本橋界隈の蕎麦屋にほれ込んで蕎麦屋巡りを始めたオッサンは店の片隅でひとりごちる。
また、相変わらずだけど、醤油のカベが立ったつゆの見事さ。ふんだんに鶏肉が盛り込まれた〈鳥南蛮〉も、初めて食べたけどイイ。蕎麦を食べてふわついた気分が締まり、休暇の最後を納められた心地。この店は多分、一生付き合っていくんだろうな。

帰りしな、今年も年末は予約営業のみですかと聞くと、12/28から12/31まで完全予約制と。いつものとおり、仕事納めの日に予約を入れさせてもらった。これで年が越せる。

2022/08Visitation6th

4.5

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.5
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance4.0
  • Liquor/Drinks3.2
JPY 2,000~JPY 2,999per head

日本橋の粋

久々の〈室町砂場〉。
12:30前に行くと、行列もなくすっと入れた。
弟を連れて行き、〈天ちら〉、〈冷やし冬瓜〉に、〈大もり〉を頼んで、ビールの小瓶を飲む。
蕎麦は相変わらず。濃くてしょっからいつゆの切れ味。先を浸して啜れば蕎麦喰いの至福。約一年前、夏の時季に訪れた時と同じメニューを選んでいたが、鶏味噌を乗せた冷たい冬瓜といい、ごま油の香る天ぷらといい、箸の止まらない蕎麦といい、やはりここは蕎麦屋の最高峰の一つだなと改めて。
店員さんのきびきびした隙の無い動き、気の利いた立ち回りといい、まことに心地がよい。毎度、来るたびに江戸・日本橋の「粋」を体感させてもらえる。
天ぷらと冬瓜をシェアして飲み物はウーロン茶とビール小瓶で、1人3,000円弱という勘定までお見事。

2022年版の百名店は選外になったけれど、今のところ、〈室町砂場〉を本当の意味で超える店は、わずかだなと思う。
ここと〈かんだやぶそば〉、〈まつや〉(これに加えて、私は相性が悪くて真価がわかっていないのだが〈更科堀井〉や〈浅草やぶ〉も並ぶのだろう)あたりは別格の老舗。このあたりの店が無くて何が百名店だ、と思うのだが、鮨の百名店でも人形町の〈喜寿司〉が抜け落ちているから、そういうものなのかな。

2021/12Visitation5th

4.5

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.5
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance3.5
  • Liquor/Drinks4.0
JPY 5,000~JPY 5,999per head

江戸日本橋の粋・年末

今のところに引っ越してきてから、仕事を納める日の夜に寄って、蕎麦と酒で〆ることを恒例としてきている。
2020年はコロナで予約制にしたとかでフラれてしまったが、2021年は何だかんだ考えたが、予約を取って行くことにした。

年末限定のコース料理で、万両セットを注文。
なんだか店員さんのほうも完全予約制に慣れていないのか、若干の動線に緩みというか混乱があったように思うが、まあ愛嬌と言える範囲。
梅くらげ、おひたし、めかぶ、かまぼこ、浅利をいつものお盆に載せ、冷酒(蔵)と運んでくる。つまみながら酒を飲んで一年を振り返り、そうこうしているうちに焼き物(焼き鳥と卵焼き)が運ばれてきて、蕎麦は大もりを頼む。
粒揃いのツマミの面々に、〆に堂々の蕎麦。これが無くちゃ、年が締まらない身体になってしまったことを痛感する。蕎麦はネギとワサビで辛く締めると、本当に止まらない。世の中にここより美味しい蕎麦もあるが、ここより美味しい蕎麦はそんなに多くないこともこの一年でよくわかった。

コロナ以前、年末に来ると満席で慌ただしく酒やらつまみやら蕎麦やらを運んでいるせわしなさがまた年末の風情だったし、店に入るまでに延々待つところまで含めて風物詩感があったが、コロナのせいで使わない座席もあるし、すこしゆったりした空気になっているのは、これはこれでというところか。予約制になったことで待ち時間もないし。

勘定は〆て5,600円余り。ツマミの充実ぶりを考えると、値打ちだろう。
2021年、色んな蕎麦屋に行ったが、ここ〈室町砂場〉はやはり、私にとって特別な蕎麦屋の一つと改めて痛感。予約してまで行くかとか色々考えたのだが、やはり行ってよかったと思う。

2021/11Visitation4th

4.5

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.5
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance3.5
  • Liquor/Drinks3.0
JPY 4,000~JPY 4,999per head

晩秋の、江戸・日本橋の粋

この日は酒を飲むためでなく、食事をするために室町砂場を訪れた。
11:30の開店というのを忘れて行ったら10分前。開店待ちの行列。11:30きっかりに店が開き、一組ずつ案内されていく。

室町砂場は半年ぶり。前に来た時は夏、緊急事態宣言が解除されて、酒が飲めたわずかな時期だった。
食事をしようというので眺めてみると魅惑のメニューが沢山ある。季節の品「ひろうず」(飛龍頭・がんもどき)、ここへ来たならばという「もり」、そして初めて目に付いた「親子南蛮」。
ひろうずは正しく酒のアテだ。年中出せそうなものを、秋限定にしているというのも、銀杏と百合根が中に入っているところだろう。こういうところが江戸前の粋って感じがする。
取り乱して一気に行ってしまう安定の「もり」。そして、鶏南蛮の鶏とネギを卵で閉じて、温かい蕎麦に浮かせた「親子南蛮」が、珍しいメニューだが存外美味。トロトロで絶妙な火加減の卵の閉じ方、甘みのあるネギ、ふっくらした鶏が、温い蕎麦とうまくかみ合う。卵とじと蕎麦のダシとの味のバランスも絶妙で、いわゆる「乙な味」といったところ。初めて室町砂場に来て試すものではないが、何度か来て慣れてきたら、店の地力、懐の深さを測れる逸品といったところか。
〆て3,190円。この価格設定も、いわゆる高級蕎麦屋としては至極真っ当な値段。
この一年、色々名店と言われる蕎麦屋を回って、中にはここと負けず劣らずの本当に好きな蕎麦屋も幾つか出会ったが、日本橋・江戸前の粋を体現するこの店を、何となしに使いたくなる。店へ歩いて行ける立地もあるけれど。

帰りしな、勘定をしようとしたときに、暮れは今年も予約制ですかと聞いてみたら、そうだという。予約をするとなると、今年は年内最後の仕事の〆に行くかどうか、と思ったが、お釣りを渡されてから、勘定場のビニールの仕切りの隙間から覗き込むようにして、「もう、ぱらぱら入ってますんで、お早めに」と言われてしまった。そう言われちゃ、予約を入れるしかないな。年末に向けて、楽しみが一つ増えたというもの。

外へ出てみたら、入店待ちの行列ができていた。流石流石。

2021/06Visitation3th

4.5

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.5
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance3.5
  • Liquor/Drinks3.0
JPY 4,000~JPY 4,999per head

日本橋に根付くいかにも「江戸」の蕎麦屋

もう今年も半分が終わろうとしている。
今年、蕎麦屋を回ろうという気になったそもそものきっかけは、昨年末、いつものように仕事納めの日に行ってみたら、コロナ対策で完全予約制にしたとかで、この店で〆の蕎麦を食べることができず、何かをやり残した感覚のまま新年を迎えたことだった。
元から大好きな蕎麦屋だが、年の前半の〆に、どうしても行っておかなければならない気持ちになった。

お酒を入れると90分ですよ、と入るときに断られるが、いやいや、蕎麦屋で90分を超えて飲むような奴は粋じゃないよ、と喉まで出かかるが、そんなことをあえて言うほうが無粋な気もしたのでやめた。
小上がりの真ん中の席、店内を見渡せるいい場所。冷酒1合と蕎麦前で、冷やし冬瓜と天ちら(かき揚げ、才巻海老、茄子、大葉の「盛り合わせ」)。お通しで出された子持ち昆布がまた、粋。ぷちぷちした食感と切り立つ塩味、言いようの無い旨みをアテに酒をあおり、冬瓜に鶏肉の肉みそをかけた季節の品とともに天ぷらを待つ。冬瓜もまた、しっかり冷やしてあって、夏のつまみとしてよい。江戸前の料理って感じがするなぁ。
天ぷらも、どれも見事。いつも年末繁忙の折、天ぷらの取扱がない時に来るので、天ぷらだけで食べるのは初めてだが、しっかりおいしい。小柱、小エビの滋味深いかき揚げもさることながら、噛めばほどけるように溶けていく海老もお見事。
最後、大もりに到っては、もう取り乱してこれよこれ、と、薬味でつゆを辛く締めて、蕎麦の先を浸して食べる。正しき江戸前の蕎麦、と、この店ほどそう言い切って恥ずかしくない店はあまり無い。

店に、ちょこちょこ常連と思しき人が来ていて、「ようやく酒が飲める」との歓喜の言葉を店員さんに言っているのを二組ほど聞いたが、そうよね、これだけの蕎麦屋でお酒がのめないなんて、画竜点睛を欠くというもの。大げさかな。
室町砂場の唯一の難点は、昔ながらの日本酒(菊正宗と蔵)しかないこと。これはこれでこの店の方針として受け入れているのだが、もう少し日本酒に揃えてもらえると、非の打ち所がない完璧な店と言い切れるのだがと思う。しかしこればかりは、老舗と言われる蕎麦屋はみんなそうなので、諦めるしかない。

2019/12Visitation2th

4.4

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.5
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance3.5
  • Liquor/Drinks4.0
JPY 5,000~JPY 5,999per head

江戸の風情と粋が残る蕎麦屋

できるものならもっと頻繁に来たいが、年末の仕事納めに立ち寄る、年に一度の嗜みみたいな感じになってしまっている店。

店の中は客の声でざわつく。静かな方がいいという人も居るかもしれないが、下町の蕎麦屋は、少し騒がしいくらいの方が「らしい」と思う。
特に私の訪れる年末は、客が入れ替わり立ち替わり入って、賑わっている。そんな中、一人店の片隅でつまみと酒を楽しみ、蕎麦を食って帰る。仕事でいつの間にか年が暮れているようなとき、こうする間に歳末の時間に自分を溶かし込めていく。

今年はお新香と合鴨焼きで冷酒一合、〆に天ぷらそばの大盛り。
特別な酒ではないはずだが、合鴨の焼きをアテに飲むと、感動的に旨い。
天ぷらそばは、一見、ぺらぺらのかき揚げが乗っただけに見えるが、一口食べると貝柱、海老の旨味と香りが噛み締めたところから出てくる、業物。貝と海老、胡麻油の香りを纏わせて食べる蕎麦もまた、言わずもがな、旨い。
ほんの1時間で幸せに出来上がり、さあ、来年も懸命に生きようと思う。

年末の繁忙時は、単品の天ぷらを出していないので、それ目当てに平時に来ようと、去年も思ったんだが、結局ならず。今回も同じように思ったが、まあ、年末に限って、一年の納めの楽しみにしといても、いいか。

ー Visitation(2019/09 Update)1th

4.0

  • Cuisine/Taste-
  • Service-
  • Atmosphere-
  • Cost performance-
  • Liquor/Drinks-

Restaurant information

Details

Restaurant name
Muromachi Sunaba(Muromachi Sunaba)
Categories Soba
Phone number (for reservation and inquiry)

03-3241-4038

Reservation Availability

Reservations available

予約は、2階席での宴会料理事前予約のみ可。1階席は、不可。(2023年1月21日現在)

Address

東京都中央区日本橋室町4-1-13 砂場ビル

Transportation

JR 「神田」駅 徒歩4分
JR 「新日本橋」駅 徒歩3分
東京メトロ銀座線 「三越前」駅 徒歩3分
東京メトロ銀座線 「神田」駅 徒歩4分

205 meters from Shin Nihombashi.

Opening hours
  • Mon

    • 11:30 - 21:00

      (L.O. Drink20:00)

  • Tue

    • 11:30 - 21:00

      (L.O. Drink20:00)

  • Wed

    • 11:30 - 21:00

      (L.O. Drink20:00)

  • Thu

    • 11:30 - 21:00

      (L.O. Drink20:00)

  • Fri

    • 11:30 - 21:00

      (L.O. Drink20:00)

  • Sat

    • 11:30 - 16:00

      (L.O. 15:30)

  • Sun

    • Closed
  • Public Holiday
    • Closed

Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting.

Budget

¥1,000~¥1,999

Budget(Aggregate of reviews)
¥4,000~¥4,999¥1,000~¥1,999

Check the distribution of amounts spent

Method of payment

Credit Cards Accepted

(VISA、Master、Diners)

Electronic money Not Accepted

QR code payment Not Accepted

Seats/facilities

Number of seats

100 Seats

( テーブルと座敷)

Private dining rooms

OK

For 4 people、For 6 people、For 8 people

Private use

not allowed

Non-smoking/smoking

Smoking / Non-smoking area separated

2階は喫煙可です

Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information.

Parking lot

not allowed

近隣にコイン他あり

Space/facilities

Comfortable space,Wide seat,Tatami seats

Menu

Drink

Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Particular about Japanese sake (Nihonshu)

Food

Particular about vegetable,Particular about fish

Feature - Related information

Occasion

With family/children |With friends/colleagues

This occasion is recommended by many people.

Location

House restaurant

Service

Take-out

With children

Kids are welcome(Elementary school students are welcome)

Website

https://www.muromachi-sunaba.co.jp/

Remarks

正確な創業はもっと前(matu4)

PR for restaurants

つるりと上品な更科粉と力強く香り高い一番粉。2種類の江戸前蕎麦が看板

いまではどこの蕎麦屋にもある『天ざる』『天もり』はこちらの発祥。芝海老と小柱のかき揚げが、濃い口のつゆの中に浸って供されるのがこちらのスタイルです。胡麻油100%で揚げられた天ぷらはからりと香ばしい食感。もちろん主役の蕎麦も、更科粉で打つのどごしの良い『ざる』、一番粉の香り高い『もり』ともに、上質なおいしさに満ちています。それは明治2年の創業以来受け継がれてきた伝統の味。5代目である現当主の...