Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Suparo
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Categories | Pasta、Creative cuisine |
03-3300-3489 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
東京都世田谷区南烏山6-27-13 ロイヤルハイツ 1-A |
Transportation |
京王線 千歳烏山駅下車 徒歩7分 404 meters from Chitose Karasuyama. |
Opening hours |
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Budget |
¥1,000~¥1,999 ~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Accepted (PayPay) |
Table money/charge |
せたPay LINEPay 利用可 |
Number of seats |
5 Seats ( カウンター席のみ) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed 近隣にコインパーキング多数 |
Drink |
Wine |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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With children |
Kids are welcome,Baby strollers accepted |
The opening day |
1977.9.1 |
週末恒例の高速徘徊途上、千歳烏山でそばを啜ろうとかと甲州街道を渡った先に当店の看板を視認。
「ん?こんな場所にスパゲティ屋?ハテ?」と。
帰宅後チェックしてみるとうどん兄さんの興味深い記述が目に飛び込んできました。
なるほど…老舗の和風スパゲティ店でしかも個人店。オマケにハシヤやあるでん亭、ジャポネの開店年次との比較に至るまで。なんつーヲタ…もとい事情通なんか。
私もスパゲティ屋についてはバブル期に代々木八幡のハシヤに何度か通ったり、新宿サブナード地下にあったロビンで大きなフライパンで盛大に炒められたスパゲティをずずずっと啜ったり銀座の五右衛門で学校のOBに奢ってもらって箸で食べる流儀に目を白黒させたりを繰り返してきた自覚があるだけに実に感慨深く拝読させていただきました。
さて、某日千歳烏山で昼時を迎え当店を目指します。
店頭を訪れると待ち客も無く入店すると先客が帰ったばかりのよう。店主より「ちょっとおまちください~ どこがいいかな、そこ座っておいて」と一番端の壁際カウンター席を示されました。
「ちょっとお時間くださいね~注文は後から聞きますんで」と水を配膳され大人しく店の雰囲気に馴染みます。
品書きは壁に掲示されておりそのパスタをメインにランチセットが選択できるよう。価格改定された跡が見られますがそのランチセットが¥900。しかもサラダorボイルフランク、スープorドリンク。これにパスタが付いての¥900て安くね?
そんな感じで待っていると「お待たせしました、何します~」と店主から声がかかったので「たらこ うに しめじ べーこん」のランチセットをオーダー。サラダとアイスコーヒーをセットにお願いしました。
その後も数人のソロ客が訪れて順次注文を捌きつつ調理に取り掛かってくれます。
見たところ電子タイマーに合わせて大きな竹笊に茹で上げた後、パスタを木製の器を使ってくるくるくるっとした手際で調理し先にサラダ、そしてパスタが配膳。その際、卓上のコンディメンツを示しつつ「粉チーズ、バジル、パセリをお好みでどうぞ~」とのこと。
たらこと和えられた風のパスタには3片のベーコンが乗って刻み海苔がパラリ。つるりとした食感のパスタは適切な茹で加減で加熱調理が無い分、程よい加減の見極めが感じ取れますね。心に余裕を持たせた風に粉チーズを使ってバジルとパセリをパラリ。一方でタバスコを親の敵とばかりにブチまけてくるりと頂きます。安定感のある和風パスタで当然ながら何万回と繰り返されてきたであろう安心感が感じられなくもありません。
サラダはリンゴがアクセントのコールスロー風で当店なりのひと手間が。食後を見計らったようにたっぷりとしたアイスコーヒーもやってきて豊かなランチの時間を過ごせます。
しかしこれで¥900て安過ぎませんか?細かいこと突っ込むと食材費や燃料費の高騰をどこでどう吸収しているんだろう。
佳き時間を過ごして会計を済ませる際に店主に「美味しかったです」と自然に言葉が漏れてしまいました。応えて曰く「ありがとうございます!またよろしくお願いします~」だったかな。
緩やかな時間が流れるような独特の親密な雰囲気はこちらの店主が醸し出すからこそなんでしょうね。
妙な例えかもしれないけど往年のラジオの名DJが営まれているスパゲティ店って感じです。大袈裟かもしれませんが生活に根ざす飲食店ってこんな感じが理想なのかも。
店は経年の味わいがしみじみと行き渡っており烏山の路地裏で飲食店のあり様みたいなものを改めて感じ取りました。