喧騒から離れた日本料理店。お椀に悶絶。 : Muroi

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京都鷹峯、喧騒から離れた清閑な街並みに佇む日本料理店『むろい』へ。お店は築150年の古民家を改装したそうで、もちろん静かな街並みに完全に馴染んでおります。屋号は大将の名前だが、室井氏はひっそりとやりたかったとこの場所を選んだそう。場所が場所だけに知名度の獲得には苦労をされたようだが、ミシュランの一つ星など着実に実績を積み上げております。近くにアマン京都ができたことも後押しになっているかも。ミトミえもんもアマンへの宿泊から訪問した口です。笑

室井氏は京都吉兆のご出身で、海外でも長く腕を振るった経験もある。その経歴の通り、確かな技術と柔軟性をお持ちのお人。そして、本人は謙遜するがかなりのイケメン。カウンターで彼の一挙手一投足を望むことも価値の１つと言っていいでしょう。笑

野菜へのこだわりが随所に感じられ、料理達に見た目や味わいに彩りを作ります。この日のコースの個人的なMVPはカマスのお椀。カマスの焼き加減が最高で、しっとりした口当たりが素晴らしい。また、出汁にも香ばしさを与えて変化を楽しませます。出汁自体は吉兆由来の昆布がしっかりめの甘めな設定。そこに舞茸や松茸達が旨味をすっかり足し算してくれます。ほんのり美味しいではなく、しっかり美味い料理になっております。

その他の、お料理のラインナップはこちら。

「氷出しの煎茶」
「お芋のお菓子」
「八寸」筋子、銀杏、揚げ栗、南瓜、帆立、秋刀魚、鰹、伏見唐辛子、唐墨など。
「毛蟹と芋茎」
「お造り」明石の鯛、大間の鮪、雲丹。
「ローストビーフ」信州
「鱧しゃぶ」胡麻豆腐と一緒に
「甘鯛」原木椎茸とともに
「食事」
「水菓子」
「抹茶のテリーヌ」