受け継がれる初音劇場 : Hatsune Zushi

年末のお疲れ様会ということで、土曜日の18：００のコースで伺いしました。
大将のコースは60,000超えとなかなかお高めですが、本日のお弟子さんのコースは22,000とかなりリーズナブルになっています。
(追加でビール、お酒のペアリング、スペシャリテを頼んで＋11000円でした)

初音鮨さんといえば、なんといってもライブ感・パフォーマンスのすばらしさ。
2年前のお弟子さんも素晴らしかったですが、本日のお弟子さんのパフォーマンスもとても良かったです。
コース開始のタイミングで炊き立てのご飯を用意してくれており、茶わん蒸しを頂きながらシャリ切りの仕事を見せてくれます。
部屋中に酢飯の強い香りが広がり、これから美味しいお寿司を頂けるなという期待が持てるのが嬉しいですね。

コース内容は全14品で、特に美味しかったものについて。
・牡蠣の出汁と握り
牡蠣の中にシャリが入っていて一緒に頂きます。
牡蠣がとってもふっくらしており、大粒で食べ応えがあります。
別に出汁だけも頂けますが牡蠣エキスが凝縮されてとても美味しい一品です。

・セイコ蟹
セイコ蟹の身という身をほじくりだして、たっぷりと蟹の身をほおばることができる贅沢な一品。
(ただ、15年前来たときは口に入りきれないほどの蟹の塊だったので当時の衝撃からは薄れます。)

・イクラ
大な丸皿にハート型に敷き詰められたプチプチのイクラ。
お皿を回転させても崩れないパフォーマンスを見ると初音鮨に来たなって思います。
このイクラがとってもねっとりしていて濃厚でとっても美味しいです。

・鰻
なんといっても食感のパリパリ感に感動。
嚙んだ時に鰻の香りがしっかりと感じられ、濃厚な旨味と続くすばらしい一品でした。

とても満足のいくコースでしたが、昔食べた白子の握りが人生で一番おいしく、それが今回楽しめなかったのが心残りでした。
大将のコースだとまたメニューが変わるようなので、冬にまた再訪したいと思います。

＜14品＞
・百合根の茶わん蒸し
・赤身
・中トロ
・大トロ
・手巻き
・アオリイカ
・こはだ
・牡蠣の出汁と握り
・鰆
・セイコ蟹
・北寄貝の皮ひもと握り
・いくら
・天然鰻
・かんぴょう巻き
・玉子焼き
・あら汁
・イカとカラスミの握り(スペシャリテ)
・フィナンシェとアイス

2時間大将が寿司のプレゼンをしてくれる、他では類を見ないお店。パフォーマンスが圧巻なので、一度は行ってみることはオススメする。
昔は今の値段の半額以下でこのサービスをやってくれたので人に勧めまくっていたが、今はとっても高いのであまり勧められないのが残念。