初往訪⭐️ : Hatsune Zushi

蒲田駅、殆ど降りたことが無いnasutaro。本日蒲田駅に来たのは、以前からお邪魔したいと思っていた初音鮨さんにくるため。休日の昼、初めての予約。独特の雰囲気の駅周辺を抜けると、主人がお店の前でお出迎え。

店内は6人と比較的小ぢんまりしており、今は親方では無く2番手の方が握るとのことで16500円という、初音鮨さんとしては破格の値段で食べることができます。

最初に炊き立てご飯の味見からスタート。太刀魚と百合根の茶碗蒸しの後に出てきたのは本日の鮪。大間産の108キロの本鮪。

赤身からスタート。分厚く切られた赤身は香りもまずまず。続いて中トロ、こちらも厚めにカットされており、鮪の特有の濃厚な奥行きのある後味。シャリもキリッしており、鮪に良く合います。

伊勢海老の握り。茨城産。甘味のある身と、火を入れた味噌を混ぜて握られた一貫。これは美味しすぎます。

続いて小肌。身は大きく、とてもしっとりと絞められてました。少し骨を感じたとこだけが残念。味は良いです。

続いて蛸。産地は聞き忘れ。食感も柔らかく美味しいのですが、旨みが凄いまででは無かったです。

メイチダイ。しっとりとして旨みがたっぷり。だいぶ寝かせたなと、すぐに分かる一貫。これだけ旨みが出る魚なんですね。このネタを使いたくなる理由がわかりました。

続いてホッキ。焼いた香ばしい匂いが店内が包まれます。一貫は貝柱と紐、一貫は身の部分を。大ぶりのホッキは特有の甘味と旨み。これだけはシャリがいらないかも、と思ってしまった一貫。

続いてニシン。このクラスのお鮨屋さんでニシンが出た記憶ないです。食べると、しっかりニシンの味が口に広がり、ジュワッと脂のがうまさが広がります。予想を超えた美味しさ。

続いてアオリイカ。三重産。烏賊の王様。甘味が強くねっとりとして、これは最高の美味しさ。

シーズン真っ只中のハモは卵と一緒に。塩味のついた卵とハモのコンビは爽やかさと濃厚のハーモニー。ハモ特有の弾力と香りそして旨み、

いくらはハート型のプレゼンテーションの後に握ってくれました。濃厚でねっとり、プチプチ弾ける系のイクラというよりは、ネットリ系のイクラです。これも美味しい。

あら汁に干瓢巻と玉、アイスクリームでコース終了。

フランクにコミュニケーションをとる主人、おそらく夜にご主人が握ると劇場型になるんだろうなあ。二子玉川の喜邑さんとか、日本料理の啐啄一十さんのように、プレゼントテーションが上手く、一つ一つ納得しながら食を楽しめる点は似ていました。美味しいのは間違いなく、それなりの値段を払ったとしても、それを納得して帰ることができる、それが満足度に繋がるのだと思います。

ごちそうさまでした！