オモロいオヤジの店#17：質実剛健な料理とリーズナブルな酒。大将は中国でコメディアン料理人として有名人のようです... : Miyamoto

初訪

貝塚市木積の白子筍掘りに行く前日にお邪魔...
訪問1ヶ月前にTEL予約。
地下鉄「大阪天満宮駅」から徒歩2分位の好立地。マンションの1Fに在ります。

入店1755。先客2名様。
店内は若干、窮屈に感じる空間に直線カウンター（掘り炬燵）：7席の設定を大将と女性スタッフの2名体制。

当日は、日本人：3名、海外からのお客様：4名でした。
大将出身の「本湖月」系のルール適用で料理の写真は撮影不可です...

頂いたのは、税サ別
22000円：お任せ
5800円：新政あまねこスパーク （ボトル）
33638円：お会計

ご登場したお料理は、
①【先付】
平貝（だったかな？）、炭火焼き肝和え、熊本産筍、花山葵、お出汁のジュレかけ

②【凌ぎ】
宍道湖産白魚の大葉香り付け、飯蒸し、梅餡かけ

③【椀】
桑名産蛤とホワイトアスパラ

④【造り】
山口産ヨコワ（本鮪の幼魚）の軽い漬け、大分産シマアジ

⑤【進肴：焼き物】
鰻白焼き（軽く醤油タレ塗り）、胡瓜の酢の物と山葵添え

⑥【追肴：八寸の位置付けでしょう】
A：肝付き蒸し鮑とウルイ
B：アオリ烏賊の酒茹で、新馬鈴薯の木の芽和え
C：菊菜と蕗の薹の白和え、人参の素揚げのせ
D：ウスイエンドウの鞘出汁煮込み

⑦【合肴：揚げ物】
黒メバルの素揚げ甘酢餡掛け、ほうれん草、そら豆

⑧【強肴：炊合せ】
？？？（忘れた）、筍、フキ、厚揚

⑨【ご飯】
・穴子+牛蒡の炊込みご飯
・アオサの味噌汁
・白菜の浅漬け、昆布の佃煮

⑩【水菓子】
・日向夏のゼリー釜仕立て
・唐津産蜜柑にじゅうまる
・さちのか（苺）

以下、食した所感。
・食材は、関西を中心に、中国+九州の西日本産を取り入れているとの印象。
・大将が1人で調理されている割に、滞在は2時間15分位のスピード感。
自分の食べるペースが遅いだけですが...
・料理は総じて華美では無く、質実剛健な割烹ってイメージ。
・調理は④のカット以外は、裏の厨房で済ませておりライブ感は殆ど無し。
・印象的だった料理は、
②：仄かな梅餡の効かせ方
③：蛤出汁の中に感じる鰹出汁
⑤：パリっとした食感に、焼き上げ後に軽く塗ったであろう醤油タレの風味
・1番のインパクトは、酒の値付け...
ポン酒メニューの筆頭（写真3枚目）に「新政あまねこスパーク」：5800円++ に目が釘付け。
どう考えても安いやろ？とのことで、単訪にも関わらず、ボトル（720ml）で注文。
※ 後日調べましたら、通販で9800〜30800円の代物でした...
因みに2/3位しか完飲出来ず、残りは他のお客様へ振舞い酒...
・大将は中国のSNSに、片言の中国語+英語を喋るコメディアン料理人として登場されているようで、知名度は日本よりも中国の方が高いと仰ってる通り、中国からのお客様はご存知のようでした...
訪問当日は、中国系のお客様が半分以上でしたので絶好調！