グルマンの間で話題沸騰中！伊万里にある唯一無二のイタリアンレストランへ！ : Kate cuore

佐賀県伊万里市にあるイタリアンレストラン｢カテクオーレ｣。多くのグルマンや料理人の間で、いま何かと話題になっているお店です。

それもそのはず、なんと｢カテクオーレ｣は平均滞在時間4時間半超えの超長丁場なイタリアン！

シェフは目の前で出来たてを振る舞うことを大切にしていて、仕込みなどは一切しません。
目の前で食材を切るところから始まる…だからそんなに時間がかかるわけです。

そんなの始めにやっておけよ…そんな風に思われる方もいるかもしれませんが、それには理由があります。

なんと料理人であると同時に牧場の管理もしている湊シェフ。
早朝から牛の世話に追われ、なかなかレストランとの両立が難しいのです。

しかし牧場をやられているだけあって、シェフの肉へのこだわりは人一倍。
目の前で火入れをする姿はまさに肉職人です。

どれも素晴らしい料理ばかりでしたが、私が特に気に入ったのがパンツェロッティという品。
プーリア州の名物でピロシキのような見た目をした揚げパンです。

パン生地をこね、中に詰める具材を作り…とても一人でやる作業量ではありません。
その分時間もかかってしまうので、前のお皿が出てから45分も経過していてびっくり。

しかし待っただけあり、その味は天下一品！！
その都度変わるという具材。この日は車海老や肉味噌、2種のチーズに豚のトリッパの塩ゆで。アクセントにいちごの爽やかな甘酸っぱさもあります。

文字で見るとまとまりが無さそうに思えるのですが、驚くほど一つ一つの素材が相性ばっちり。
揚げたてでチーズがとろりと伸びるのも堪りません！

そして勿論メインのお肉も素晴らしい。
お肉はなんとサーロインとリブロースの食べ比べ。どちらも普通のお店ならメインとして出されるくらいのサイズ感です。

それぞれ焼き方を変えて出されたお肉。同じ牛ですが部位によって全く柔らかさも風味も異なるのが非常に面白かったです。

そして何よりこれだけの量を食べても全く胃もたれしない！やはりシェフの火入れの技術によるものなのでしょうか…

また肉料理だけでなくデザートに至るまで完璧！もちろんこちらも下ごしらえなんてありません。

目の前で出来上がっていくのは、なんとパンナコッタ！固まるか固まらないか…その寸前くらいで盛り付けられたパンナコッタは、文字通り口の中でとろけます。

こんなに美味しいパンナコッタは生まれて初めて！パンナコッタの常識を覆されるような気持ちでした。

4時間半と聞くと尻込みしてしまう方もいるかもしれませんが、｢カテクオーレ｣の料理にはそれだけの価値があります。

またこの伊万里という土地に、唯一無二のイタリアンを食べに訪れたいものです。